学習院大学 大学案内2018
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GAKUSHUIN UNIVERSITY058 哲学科で大事にしていることは、文献(主に外国語・古典語)の正確な読解と、作品(絵画・彫刻・工芸など)の豊かな解釈と理解です。これらを実践するためには、語学の勉強や図版集め、作品分析など、地道な努力の積み重ねが必要です。しかし、こうした基礎をしっかりと学ぶことによって、幅広い分野に共通する研究の手続きを身につけることができます。研究領域は実に幅広く、古代ギリシア・古代中国から現代に至るまで、古今東西を問わず、哲学や思想、美術、芸術と、各人の関心にしたがってテーマを見つけ、できるだけ独創的な研究を進められるように、教授陣が指導していきます。領域横断的な学際色豊かな研究に取り組むことができるのも、哲学科の魅力の一つです。 あらゆる人文科学の基礎である哲学を学び 根本的な思考方法を身につける。 what we are doing 哲学科でみなさんに行っていただきたいのは「本物にふれる」という行為です。「本物」とは、哲学・思想史系の場合には、哲学者の書いた原典を指します。美学・美術史系の場合には、美術館や寺社仏閣にある、実際の作品のことです。哲学・思想史系の学生は、哲学書の原典にあたるため、英語、ドイツ語、フランス語、ギリシア語、漢文などの言語を頑張って習得します。また、美学・美術史系の学生は、美術館や寺社仏閣に足を延ばし、たくさんの作品を見て、目を養い、調査・研究します。専門家である教授陣と共に「本物にふれる」体験は貴重です。それは一生ものの、かけがえのない財産となることでしょう。百聞は一見にしかず。「本物にふれる」貴重な体験を、哲学科で major topics  哲学科には「哲学・思想史系」と「美学・美術史系」の2つの系があり、両方の授業を取ることができますが、1年次には、それぞれの系に設置されている「基礎演習」でまずは段階的な学修を積み重ね、2年次で自分の専門とする系を選択します。2年次以降は、各人の興味に応じた授業を履修し、より専門的な知識を身につけていきます。こうした中で自分が取り組むべき研究課題が絞られていき、最終的にはその成果を卒業論文として書き上げます。卒業論文制作のための準備は、3年次の「テーマ相談」から始まり、4年次になると、実際に卒業論文執筆の経過を教授陣の前で報告する「中間発表」を年2回行います。随時指導教員と相談しながら、4年間の集大成として卒業論文を仕上げていきます。 自らの専門領域を見極め、 卒業論文を見据えたカリキュラムで、 長期的な研究活動に取り組む。 what we are doing 文学部 Faculty of LettersDepartment of Philosophy哲学科哲学・思想・美術の長大な流れを見据えつつ、自分の興味に応じた専門領域へ。

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