学習院大学 大学案内2018
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同じ教員の道を目指す仲間同士、切磋琢磨しながら教職という仕事を理解していきます。授業レポート Teaching Report文学部 Faculty of Letters教職概論The Introduction of Teaching 職業としての教師を さまざまな角度から学ぶ。 1年次第2学期の必修科目である「教職概論」は、教職を知るための入門的な科目です。教職の意義と役割についての認識を深め、教員の職務内容や生徒指導のあり方、教員採用試験の現状と展望、教育に関する法律についてなど、教員として必ず身につけるべき知識をさまざまな角度から学ぶことを目的としています。 免許関連科目でもあるため、知識・単語・理論として覚えるべき事柄も多く、当初はいわゆる講義形式の授業が中心です。とはいえ、随所に体験型学習やグループ学習も取り入れ、理論では収まらない教員としての感覚や体験についても大切にしています。例えば「教員の仕事」をテーマとした演劇作品を学生たちがグループごとに分かれて発表する授業では、脚本や演出を含めて学生自身が担当。「いじめ」や「外国籍の転入生」「教員の多忙」など学校にまつわる諸問題を織り交ぜた内容は、回を重ねるごとに洗練され、大学の授業の一環とは思えないほどです。 「劇を通じて、学生たちに教職について考えてもらうのはもちろん、“そもそも教師は演技をするものだ”ということを感じ取ってもらいたいと思っています。教師の仕事について誰でもイメージは持っているものですが、それは自分がかつての生徒としての立場から見た教師であることがほとんど。教職概論では、生徒から見た教師ではなく、職業としての教師というものを、さまざまな仕掛けを通じて意識化させることを大きな目的としています」小黒美穂OGURO, Miho文学部教育学科4年埼玉県・県立不動岡高等学校 出身from studentこんな演習です…こんな先生です… 「教職概論」は小学校の教員免許を取るためには必要な授業です。長沼先生ご自身の現場経験を交えながら教えてくださるので、非常にわかりやすく、必要な知識が自然と頭に入ってくると思います。「初等特別活動指導法」は、学校行事などを受け持つ上でいかに準備が大切なのかを実感させてくれます。実際の教育現場でもすぐに活かせるような示唆に満ちています。  長沼先生とは高校生のときにオープンキャンパスで初めてお会いして「この先生なら卒業まで親身になって面倒を見てくれそう」と感じて受験を決めて以来、ずっとお世話になってきました。授業では先生ご自身が生き生きとしており、学生たちを授業に引き込むのがうまいと思います。就職に向けた面接対策なども親身になってサポートしてくださり、いつも頼りにしていました。 オープンキャンパスがきっかけ。 この学科を選んで本当によかったです。文学部教育学科 教授長沼 豊NAGANUMA, Yutaka受験生へのメッセージ学習院大学出身、学習院中等科教諭を経て現職。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。教育学科開設にあたり、学科の骨格作りを担当。 教育学科では1学年50人の少人数教育にこだわり、教育と社会に関する幅広い知見と専門的な技能を持った教員の指導のもと、多彩な角度から“学びの専門家”としての能力を身につけることができます。授業では体験型の学習やグループ学習を重視し、教員としての実践力とコミュニケーション力を育みます。また教育学科では一般的なクラス制ではなく、8人の専任教師が学年をまたぐ形で学生を受け持つ「ホーム制」を取っており、異学年交流も盛んです。教員という人間相手の仕事を生業にしようというみなさんにとって、同じ夢を持つ年代を超えた仲間たちと切磋琢磨する時間は、大変貴重なものになると思っています。 異学年交流も盛んな教育学科で その先も役立つ人間関係を築いてほしい。from professorGAKUSHUIN UNIVERSITY057

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