学習院大学 大学案内2017
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 英語英米文化学科における3・4年次向けの選択必修科目である「現代研究コースゼミナールD」は、アイルランド出身のフィッツサイモンズ先生が担当するゼミナール。授業はすべて英語で行われるため、学生はそれなりの覚悟を持って臨まねばならないゼミと言えるでしょう。 「演習テーマは毎年、私の専門であるアイルランド文学と映画とその周辺に絡めて、学生たちが興味を抱きそうなものを選定しています。例えば、2015年は“アイルランドの100年”がテーマでしたし、それ以前には映画監督のスタンリー・キューブリックや、イギリスにおける人種と差別をテーマにしたこともあります」と、フィッツサイモンズ先生は語ります。 文学部では特に3・4年次からゼミ・演習スタイルの授業が増えていき、学科によってはそのまま卒業論文の指導の場になることもあります。このゼミナールも、参加学生が2年間の終わりに卒業論文を執筆することを念頭に置いており、学生たちがそれぞれの興味を段階的に掘り下げていけるよう、プログラムが組まれています。 まず3年次の1学期には、予め設定された共通テーマの中から、卒業論文にできるような論点を探すためのトレーニングを行い、さらに2学期には同じ手法を使って自分自身が興味のあるトピックを掘り下げるトレーニングを行います。そして4年次には、研究内容を3年生を含めた他のゼミ生の前で発表し、そこで問題点や課題を指摘し合うことで、徐々に論文の中身をブラッシュアップしていく手法を採っています。実は論文そのものも英語で書く必要があるため、普段から英語の訓練を欠かさない英語英米文化学科の学生にとっても、卒業論文を仕上げるためのハードルは、相当高いものになるのです。 「英語で論文を書く場合、日本語とは違った形での体裁が必要となります。このゼミでは世界的に使用される書式であるMLAスタイルを採用し、研究のアイデアとそれを支える論拠の示し方、参考文献の表記の仕方など、卒業論文を書く技術そのものについてもトレーニングを行っていきます」 学生たちにとっての最終的な目標は、しっかりとしたリサーチに基づいた完成度の高い卒業論文を英語で執筆すること。実際に書き上げたときの達成感、満足感にはかけがえのない価値があると同時に、大きな自信を生むことにつながるでしょう。現代研究コースゼミナールDContemporary Studies Seminar D授業レポート Teaching Reportアンドルー・フィッツサイモンズ 教授Prof. FITZSIMONS, Andrew英語英米文化学科 Department of English Language and CulturesYou can learn a lot in our classes.教授Department of English Language and CulturesYou can learn a lot in our classes. 現代の英米文化をテーマに、英語による卒業論文の作成に挑む。 GAKUSHUIN UNIVERSITY056

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