学習院大学 大学案内2018
47/148

経済学部経済学科 教授細野 薫HOSONO, Kaoru受験生へのメッセージ京都大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学経済学修士、一橋大学博士(経済学)。経済企画庁(現内閣府)等を経て、2004年より現職。専門はマクロ経済学、金融論。主な著書は『金融危機のミクロ経済分析』(東京大学出版社、2010年、第53回日経・経済図書文化賞受賞)。 この演習では、学生たち自身が日本経済・世界経済に関するテーマを自由に選び、発表します。その際、データを用いた分析、発表、ディスカッションを重要視しており、統計・解析ソフトの実践的な活用法も含めて指導しています。また他大学とのインゼミ(合同ゼミ)も重要な学びの場となっています。これは3・4名ごとにグループに分かれてテーマを設定し、ディベートや発表を行うもので、専門的な分析能力とプレゼンテーション能力を向上させることが目的となっています。国内外へのゼミ合宿も恒例となっており、学生たちは日々親睦を深めながら切磋琢磨しています。 専門的な分析能力と プレゼン能力の向上を目指します。山我洋斗YAMAGA, Hiroto経済学部経済学科3年埼玉県・県立越ヶ谷高等学校出身from studentこんな演習です…こんな先生です… 日本だけでなく、世界規模の経済で何が起こっているのかを学びたいと考え、この演習を選びました。マクロ経済の中でも特に金融と結びついた内容を専門的に学ぶことができる一方で、学生自身が考えたテーマを調査・発表する機会が多く設けられており、ディベートなども盛んに行われます。他大学とのインゼミを通して、多様な考え方にふれられるところも魅力だと思います。 普段はとても気さくで話しやすく、面白い先生だと思います。授業では自分たちのレポートやテーマ設定に関していつも的確なアドバイスを提供してくれるだけでなく、よりよいものにしようと親身になってサポートしてくれるので、非常に頼りになります。一方で、学生自身が主体的に学ぶ姿勢を大切にしており、最後は必ず学生自身に決めさせるなど、厳しいところもある先生です。 他大学とのインゼミを通して、 多様な考え方にふれられます。from professor演習レポート Seminar Report経済学部 Faculty of Economicsは、「文章だけの議論では、誰かの意見の借り物になってしまいがちだから」と細野先生。自分でデータを見つけてきて、それらの関連性や因果関係を探り、分析することで、それは独自のデータとなります。プレゼンテーションやディスカッションの場面で、相手を驚かせ、感心させることができるのは、やはりオリジナルの意見。それを細野先生は学生たちに実感してほしいと思っているそうです。 「インゼミにしても、個人レポートの発表の場にしても、一番学生たちに求めたいのは、積極的に議論に参加することです。そのためにディベートや研究のテーマについても、必ず学生たち自身に決めさせるようにしています。場の雰囲気を読み、発言を控えるような学生は少なくありませんが、それではお互いに進歩はありません。言いたいことを言い合えることが、正しい議論の場であることを学んでほしいと考えています」  夏休みを利用して、国内外への合宿が催されることも多いというこの演習。2016年度は台湾へ足を運び、インゼミの練習を兼ねて現地の物価や為替に関するフィールドワークを行いました。なおゼミ合宿の内容やその行き先などについても、すべて学生たちから希望を募って決めるという徹底ぶり。こうした積み重ねがあってこそ、学生たちに主体的に学び、行動する姿勢が培われていくのです。 「演習など少人数教育の場において、学生たちが素直に疑問や意見をぶつければ、丁寧に反応してくれる先生方が多いのが学習院大学の特長です。この演習に参加する学生にはプレゼンテーションやディスカッションの場数を踏むことで、内にこもりがちな現状を打破し、社会に出ても通用する積極性を身につけてほしいと思っています」統計用のソフトウェアを使ったデータ分析や実践的なプレゼンテーションの手法を学びます。GAKUSHUIN UNIVERSITY045

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る