学習院大学 大学案内2017
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 最近の企業の採用試験は、人物重視で採用する傾向にあり、面接試験により比重が置かれています。そのため、本学では面接試験対策のためのセミナーを実施しています。卒業生約320名、4年生内定者(サポーター)約200名を講師に招き、学生15~16人ずつの小クラスを92班作って、1月上旬の休日2日間、朝から夕方まで徹底した模擬面接を行うなどの緻密な指導をしています。これにより学生は、自信を持って本番の面接試験に臨めるようになります。 まずは隣り合った学生同士、30秒で交わす自己紹介でメンタイ初日がスタート。初めは大きな声が出ないこともありますが、次第に学生たちの自己紹介は熱を帯び、積極性も増していきます。学生たちの気持ちが切り替わる瞬間です。 男女1名ずつの学生を登壇させ、入室からあいさつ、着席までの流れをシミュレーションします。ノックやおじぎの仕方といった学生たちの所作はOB・OGの講師が一つひとつチェックし、細かなところまで丁寧に指導していきます。 チームで議論、結論を導き出すグループディスカッション。考えたことを言葉にすること、時間厳守、積極性などが重視され、リーダーシップや協調性も問われる中で、学生たちは自身の弱点に気づかされ、課題を見出していきます。 学生一人を講師、内定を獲得したサポーター、そして同じ班の学生の計9人が取り囲み、自分の魅力を自分の言葉で語るという至難の業に挑みます。模擬面接は形を変えながら2日間のうちに幾度も行われ、完成度を高めていきます。 2日間の締めくくりに全員が講堂に集まり、代表者による公開模擬面接を実施。初日とは別人のように堂々とした受け答えが成果を物語ります。最後に「私がやります!」と誓いの言葉を皆で宣言し、本格的な就職活動に突入します。30秒の自己紹介所作講座グループディスカッション模擬面接全体総括春日 倫KASUGA, Hitoshi 不動産関連企業勤務 学習院大学の学生は「中身は熱いのに、それを外に向けて表現することに慣れていない」というのが私の印象です。そんな学生たちが「メンタイ」の濃密な2日間でアピール力、対応力をつけてめざましく成長することに、毎年、講師として大きな喜びを感じています。これほど多くの社会人が親身に接してくれる機会は他にありません。ぜひ積極的に、素朴な疑問や相談を先輩にぶつけてみてください。一歩踏み込むことで、怖そうだった社会人も同じ人間だったことに気づくはずです。これは面接でも同じ。面接官と会話を楽しむことを目標に、メンタイ後も研鑽を積んでほしいですね。怖そうな面接官も同じ人間。卒業生講師の声加藤木 萌KATOGI, Moe法学部政治学科4年 私は昨年、ほぼ何も準備せずに「メンタイ」に参加し、ここで初めて入退室の仕方や言葉使いなど、就職活動における面接のマナーや所作について基礎から学びました。今思えば、基本を知らなかったために萎縮してしまい、まともな質問もできませんでした。もし、あのまま本番に挑んでいたら、おそらく希望の就職先には届かなかったと思います。メンタイにおける講師やサポーターの先輩からのアドバイスは、実践を積んでいるだけあって本当に貴重です。事前に自己分析や業界研究をして臨めば、得られるものも2倍、3倍になると思いますよ!万全の準備で臨めば収穫も大きい。4年生サポーターの声programGAKUSHUIN UNIVERSITY017

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