学習院大学 大学案内2017
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武田薬品工業株式会社医療研究本部 基盤技術研究所清水真理SHIMIZU, Mari2010年 理学部化学科 卒業interview with graduatesバイオインフォマティクスの研究を通して新たな創薬につなげ、社会に貢献したい。snapshot4年間、苦楽を共にした体育会を取りまとめる運動部常任委員会のメンバーたちと。私は他大学との対抗戦である「四大戦」の実行委員長を務める中で、毎年、真剣勝負の場で選手たちが一喜一憂する姿に感動していました。 昔から理科の実験や、身の回りの生活用品などの成分表を見るのが好きで、根っからの理系である私は、学習院大学に内部進学する際は、あまり悩むことなく化学科を選びました。研究室で実験に打ち込む日々は自分の性にも合っており、将来は薬や化粧品、環境などに関する身近なものの研究職に就きたいという思いを次第に募らせていきました。もちろん、大学院に進むという選択肢もありましたが、少しでも早く社会に貢献したいと考え、学部卒でも受けられる企業の研究職を探し、内定を得られたのが今の会社です。 武田薬品では入社から4年間、「核酸医薬」と呼ばれる創薬手法の基礎研究に携わってきました。しかし2年前に部署が変わり、現在は「バイオインフォマティクス」と呼ばれる生物分野の研究を任されています。これは遺伝子やタンパク質の構造といった生命情報を、コンピューターを使って解析し、創薬の候補となる化合物が生体内に与える影響や疾患のメカニズムについて研究するものです。研究職とはいえ、ひたすらパソコンと向き合う日々ですが、実際の動物試験・臨床試験のデータを扱うことが多く、研究の成果を実感しやすいという面白みもあります。最近は外部機関との共同研究のプロジェクトを担当し、英語でやりとりをする機会が増えています。今後、必須となる海外の研究者との連携を通じて、より一層の成長につなげ、研究で社会に貢献するという夢を追い続けたいと思っています。 学習院大学は学生数こそ多くありませんが、そのぶん人のつながりが強く、アットホームで安心感があり、勉学に打ち込むには良い環境です。大学時代は自分の意志で自由に挑戦できる貴重な4年間。学習院大学はそんな挑戦を試みる背中を、さりげなく押してくれる大学だと思います。GAKUSHUIN UNIVERSITY013

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