埼玉工業大学 大学案内2020
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バイオ分子の優れた物質識別能力や触媒能力を応用したバイオセンサやバイオ電池の開発に関して研究しています。応用生体分子化学研究室[長谷部 靖 教授]植物の重要形質に関わる機構解明、「色」「形」「香り」などに関する分子機構や、有用成分の生合成経路の解明を目指しています。植物ゲノム工学研究室[秋田 祐介 准教授]舌上の味蕾が味を感じる仕組みや、味覚器以外に存在する味覚受容体の役割など、味覚に関するテーマを軸に生体の仕組みを探っています。細胞分子生理学研究室[熊澤 隆 教授]「環境浄化」「エネルギー低負荷」という問題を、ユニークな触媒やプラズマ応用プロセスなどで解決へと導く研究開発を進めています。環境浄化研究室[有谷 博文 教授]遺伝子の塩基配列、特にタンパク質合成の開始の合図となる開始コドン周辺の塩基配列に注目して研究を進めています。遺伝子工学研究室[石川 正英 教授]先端バイオテクノロジーを用いて、自然界から有用微生物を探索し、そこから機能性物質や有用酵素などを発見する研究を進めています。微生物応用研究室[秦田 勇二 教授]バイオ・環境科学専攻 研究室一覧研究室はどちらの専攻であっても学科内から選択することができます。PICK UP LABOバイオ・環境科学専攻細胞分子生理学研究室[ 研究室ピックアップ ]味覚を軸にして生体の謎に迫る 甘味、酸味、塩味、苦味、うま味。味は5つに大別されます。私たちはこれらをどのような仕組みで感じているのでしょうか。これがこの研究室のメインテーマです。口内には味蕾と呼ばれる小さな器官があります。味蕾にある味覚受容体に味物質が結合することで、味神経を通じて脳に情報が伝えられています。少し前までは、口内にしか味覚受容体がないと考えられていましたが、脳や胃、肝臓など、ほかの臓器にもあることが明らかになりました。しかし、それらの味覚受容体がどのような役割を果たしているのか解明されていません。味覚を探っていくことは、生体全体を理解することにもつながるのです。五感の中で、ノーベル賞を獲得できていないのは味覚分野のみ。それだけに研究しがいのある分野だと感じています。北海道大学大学院薬学研究科博士後期課程修了。薬学博士。米国モネル化学感覚研究所博士研究員を経て、 1991年 環境工学科(現生命環境化学科)講師として着任。2006年より現職。味覚の仕組みの解明は、生命現象を知るだけでなく、分析技術の開発や機能性食品の開発、医薬品の開発など、様々な領域で応用することができます。熊澤 隆 教授38

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