國學院大學 大学案内2017
9/142

 國學院大學の起源は、1882(明治15)年に創立された「皇典講究所」にあります。当時は、明治維新を契機に押し寄せた欧化の波と日本文化とがせめぎ合う激動の時代でした。その中で「国家の発展は西洋の模倣ではなく、自国の歴史や民族性に基づくものであるべき」といった主張が生まれ、これを背景に皇典講究所は誕生したのです。振り返ってみると、これは日本におけるグローバル化最大のうねりであり、そのただ中で國學院大學は船出したといえます。 以来、「国学」の院である國學院大學は、「正しい自己認識なくしてグローバル化は成立しない」という思いのもと、日本語の規範、人文・社会科学のスタンダードを提供する覚悟で日本の本質を追求し続けています。近年では、神道や文学、史学といった國學院大學が誇る学問の伝統を深化させるべく、大学名を冠した「國學院科目」を設置し、礼法や雅楽、茶道、和歌など、日本を学ぶ機会のさらなる充実を図っています。 昨今の急激なグローバル化は、まさに國學院大學創設時の使命を思い起こさせるものであり、その意味において、國學院大學が現代で期待される役割は非常に大きなものです。そしてその役割を担うのは、学生の皆さんに他なりません。皆さんには、専門知識の獲得にとどまらず、その知識を通して「何を身に付けるのか」に着目してほしいと考えています。「何をしたいのか」「どのように生きたいのか」を突き詰め、「学びの向こうには何があるのか」を自分の手で探り、自分の目で確かめてほしいと思うのです。 神道における歴史観に「中今」という概念があります。永遠の時の流れも、実は「今」の連続であるという考えです。皆さんの将来は、より良い「今」の積み重ねです。ぜひ、國學院大學で充実した日々を過ごし、未来の扉を開く鍵を探し当ててください。自分自身に向き合い、世界、そして未来への道を切り拓く。007

元のページ 

page 9

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です