國學院大學 大学案内2017
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卒業生インタビュー[進学編] 税理士を目標にしつつ、学部で学んだ財務会計についてさらに追究したいという、私の思いを満たすのに、「経済学研究科キャリア・コース」は最良の選択肢でした。 大学院には国税庁出身の先生もいらっしゃり、実務経験に基づいた実践的な指導をしてくださいます。修士論文については、将来、税理士として実務に当たる際にも役立つようなテーマがいいだろうとアドバイスをいただき、業務上携わることの多い中小企業を例に、企業の欠損金の繰越について研究をしています。 研究と試験対策の両立は決して容易ではありませんが、実務に直結した学びであり、修士論文が国税庁に認められると、税理士試験の5科目中2科目が免除されるというメリットもあります。大学院でより専門的に学べるチャンスを生かし、論文執筆を通して論理力と表現力を磨いていきたいと考えています。出口 泰子さん経済学部経済学科 平成27(2015)年3月卒業目指したのは、研究継続と税理士資格の両立。博士前期大学院博士前期大学院博士後期大学院interview経済学研究科経済学専攻キャリア・コース修士課程1年(取材時) 私の専門は日本の近現代史、特に政治史です。卒業論文では犬養毅、修士論文では立憲政友会の経済政策、博士論文では政党と社会との相互関係を研究テーマとしました。 学びにはゴールはありません。一つのことが分かると、その先に未知のことが見えてきます。未知に対する「もう少し深く知りたい」という欲求が、私を博士論文の執筆まで突き動かしてきたのだと思います。深く掘り下げるにつれて、バラバラだった個々の点が線になり、線が面になり、俯瞰するように全体像が見えてくる。これこそが、歴史を学ぶ醍醐味だと感じています。とはいえ、研究を続けるためには、探究心や知的好奇心だけではダメで、物事を従来とは異なる視角から捉える力や、自分の主張が意味するところを論理的に伝える力も必要だと考えています。博士論文執筆後も、探究心を原動力に、さらに広い視野から研究を進めていきたいと思っています。手塚 雄太さん文学部史学科 平成18(2006)年3月卒業 平成28(2016)年3月博士(歴史学)学位取得「もう少し深く知りたい」の先にあるもの。文学研究科史学専攻博士課程後期3年(取材時)   鎌ケ谷市郷土資料館学芸員 私の研究対象は『春琴抄』を中心とした谷崎潤一郎の作品群です。高校時代には趣味として、美しい文章を流れに任せて読んでいましたが、現在の指導教授である石川則夫先生のもとで初めて学術的な接し方を学び、その面白さに魅了されました。そして、卒業論文の執筆では満足できず、大学院への進学を決めました。 学部時代はラグビー部に所属しており、学業との両立に苦労しましたが、大学院の研究環境は時間に融通が利き非常に魅力的です。学会などに接する機会も増えるので、分野を超えて『源氏物語』の研究者の方からお話を伺うなど、研究活動のスケールも広がりました。スポーツ一筋だった私にとって学問の世界は未知の領域でしたが、非常に高い研究レベルの中、先生方をはじめとして、頼りになる先輩方や同期にも助けられながら、充実した日々を過ごしています。村里 直さん文学部日本文学科 平成27(2015)年3月卒業谷崎作品に没頭する至福の時を過ごしています。文学研究科文学専攻日本文学コース修士課程1年(取材時)関連教育機関國學院大學大学院129

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