名古屋大学 大学案内2018
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GUIDE TO NAGOYA UNIVERSITY 2018 68時代を拓く科学の英知【環境医学研究所 RIEM(昭和21年設置)】健康な次世代を育成するために、近未来医学にチャレンジします。附置研究所名古屋大学の窓口 ― 学問のおもしろさを知る場、憩いの場 博物館は、社会に開かれた名古屋大学の窓口として、皆さんをいつでもお待ちしています。名古屋大学でどんな研究成果が積み上げられてきたか、今ホットな研究は何かなど、名古屋大学のことを知りたいと思ったら、まず、博物館においでください。豊田講堂の向って右にある「古川記念館」は、火曜日から土曜日の午前10時から午後4時まで開館しています(入場無料)。展示コーナーの標本資料にかこまれた環境のなかで音楽を楽しんでリラックスしていただける「博物館コンサート」や、さまざまな学問分野のことがわかる「博物館特別講演会」も開催しています。 また、東山キャンパスの南東(全学教育棟南側)にある「野外観察園」は、約800種の植物が生育しており、隣接するセミナーハウスの2階では観察園についての展示も見ていただけます。月曜日から金曜日の午前10時から午後4時まで開いています。 古川記念館(博物館)でご覧いただける展示には、常設展のほか、期間限定の特別展・企画展があります。常設展のおもな内容は以下のとおりです。1.名古屋大学のノーベル賞:2001年化学賞の野依良治博士、2008年物理学賞の小林誠博士、益川敏英博士、2008年化学賞の下村脩博士、2014年物理学賞の赤﨑勇・天野浩博士の研究内容と研究の背景。 2011年、ES総合館2Fに、ノーベル賞展示室が新設されました。 名古屋大学には、世界の最先端の研究を推進するため、3つの大学附置研究所が設置されています。これらの研究所では、全国の大学の研究者と共同研究を実施するとともに、最新の研究成果に基づき大学教育に参画しています。2.濃尾平野の生い立ちと木曽三川流域の自然誌3.電子顕微鏡:名古屋大学の電子顕微鏡研究の歴史を実物機器によって紹介するとともに、卓上走査型電子顕微鏡を実際に使ってミクロの世界を体験するワークショップも開催。4.フィールドワークと名古屋大学:フィールドワーク(現地調査や観測)は、さまざまな学問分野において欠くことのできない重要な研究手法です。その名古屋大学による研究成果を紹介。5.知をつくる-名古屋大学の研究紹介:「ものづくり」の風土の中で「ひとづくり」(勇気ある知識人の育成)に励む名古屋大学の研究の一部を、創設期から最新まで幅広く紹介。 人類が生活する環境は、20世紀の後半から加速度的に変貌しており、健康への影響が一層深刻となり、複雑化してきています。私たちが目指すのは、30~50年後の近未来社会を想定して、その中でヒトが安全、快適に生存し、健全な次世代を育てていくための医学的条件を明らかにし、それを可能にするための対策を提案することです。 私たちは近未来の環境変化を三つの視点(超高齢社会の到来、有害物質の増加、生活圏の拡大)で捉えており、そこから発生する健康問題に対して、次の三つのグループが強い連携をとりながら研究を進めています。Ⅰ.ストレス受容・応答では、生体は外界から刺激(ストレス)を感知し、応答することで恒常性を保つ仕組みを神経系及び内分泌・代謝系のネットワークで研究しています。Ⅱ.生体適応・防御では、生命の維持に直接かかわる問題として、脳機能、発生・遺伝子及び心・血管をとりあげ、革新的な予防・治療法開発を目指しています。Ⅲ.次世代創薬研究センターでは、実用的な薬の開発を行う薬効解析部門(産学連携)を中心的に普通の大学ではあまり持っていない新薬開発用の設備を共同で利用できるほか、薬の開発には欠かせない動物実験や共通機器の管理を行うサポート部門、若手研究者の独自のアイデアで研究活動を行うプロジェクト部門で構成され、新しいコンセプトの薬を生み出す研究を行っています。www.num.nagoya-u.ac.jp博物館展示(アンモナイト)の説明を受ける様子特定神経を光に応答するように改変すると睡眠-覚醒がコントロールできるMAPMAPD41E32

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