名古屋大学 大学案内2018
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65 GUIDE TO NAGOYA UNIVERSITY 2018最高水準の研究活動を推進する【高等研究院のミッション】 高等研究院は、名古屋大学の学術の発展のため以下の4つの活動を基本とします。1名古屋大学の学内アカデミーとして、優れた研究の紹介と発信に努め、それらを名古屋大学の構成員が共有することを促進し、学術の振興をはかる。2特に優れた研究に対して実質的な支援を行い、名古屋大学の研究の飛躍的向上をめざす。3若手研究者の自立支援を積極的に推進し、将来名古屋大学の中枢を担う研究者を育成する。4国際的な高等研究院活動を通じ、名古屋大学の国際交流の発展に寄与する。 高等研究院は、優れた研究を幅広く紹介し、それを面白く味わわせる雰囲気の醸成は自らの使命の一つであると考えています。高校生や一般市民を含んだ幅広い聴衆を対象に、世界トップレベルの研究者による講演会「名古屋大学レクチャー」を年1回程度開催します。さらに、教養教育院と共同で全学部の新入生を対象とした全学教養科目「学問の面白さを知る」も開講しています。この講義は、本学に入学したばかりの学生が、主に高等研究院に所属する(あるいはかつて所属した)優れた研究者の講義を聴講することにより、学問の面白さや研究に対する心構えを知ることを目的としています。 高等研究院は、名古屋大学が学術憲章に基づき、世界最高水準の研究活動を推進し、卓越した研究成果をあげ、さらにそれを社会に還元するため、全国の大学に先駆けて2002年に創設された研究専念組織です(初代院長:野依良治博士)。これまでに計61の研究プロジェクトを完成させ、名古屋大学の世界に誇りうる最高水準の学術研究の成果を内外に示してきました。www.iar.nagoya-u.ac.jp高等研究院「トランスフォーマティブ生命分子」で世界を変える 分子は私たちの生活や生命活動には不可欠で、ときに科学・技術のあり方を変え、社会をも変える大きな力を持っています。ITbMでは世界屈指の分子合成力を推進力として、生命科学・技術を根底から変える「トランスフォーマティブ生命分子」を生み出すことを命題としています。合成化学者と動植物分子生物学者が真の融合研究を推進し、1)動植物の生体システムの精密制御を行う分子、2)画期的なバイオイメージングを実現する分子、そして3)このような生物活性分子の合成を可能にする合成、触媒の開発を行います。合成化学と植物科学・動物科学の融合を行うことで、食糧・エネルギー問題の解決を目指す基礎研究を行っています。 ITbMは、若さとエネルギーに満ちあふれた化学者と生物学者による国際混成集団です。ITbMには問題意識と責任を共有する若い研究者たちが、研究分野の壁を越え、自由闊達に議論し、斬新なアイディアを迅速に実行する「舞台」があります。さらに、Co-PI制度による次世代若手リーダーの育成、Mix-Labでの生物学と化学の真の融合、リサーチプロモーションディビジョンによるトランスフォーマティブ生命分子の国際的プロモーション、英日2カ国語による事務運営などを通じ、研究部門と事務部門が一体となってITbMの研究活動を推進しています。分子をつなぎ、価値を生み、世界を変える。これが私たちITbMの想いです。www.itbm.nagoya-u.ac.jpトランスフォーマティブ生命分子研究所施設紹介MAP P93~P94をご覧ください。「学問の面白さを知る」で講義を行う益川敏英先生 (2008年 ノーベル物理学賞受賞) MAPMAPF32D21

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