名古屋大学 大学案内2018
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GUIDE TO NAGOYA UNIVERSITY 2018 60国際開発研究科Graduate School of INTERNATIONAL DEVELOPMENTwww.gsid.nagoya-u.ac.jpwww.math.nagoya-u.ac.jp我が国の国際開発協力を担うグローバル人材の開発多元数理科学研究科Graduate School of MATHEMATICS硬くて柔軟な科学=数学 数学の伝統と数理科学への拡がり 開発途上国では、市場経済化、グローバル化の下で開発の規模の拡大と高速化が図られ、人々が豊かになりつつあります。他方、所得格差、紛争、テロ、環境の問題が深刻化し、国際開発協力に携わる者の果たす役割は益々重要となっています。そこで本研究科は、2006年新しい博士課程前期課程教育カリキュラムを導入し、時代に即した教育を進めてきました。修了生は国内外の開発の現場で活躍し、ひいては世界の平和と安定に寄与するとともに、開発協力における普遍性を求める研究に貢献しています。本研究科は、学生の約半数を世界各国からの留学生が占めており、日本にいながら日常的に国際交流が可能な学修環境となっています。国際開発協力専攻は英語で授業を行うことを原則としています。 数学は、古くギリシャ時代、厳密な体系を持つ学問言語として確立され、ユークリッドの「原論」の中にまとめられています。そして物理学は数学を基本言語とすることで近代科学となりました。微分積分学の基本原理とその力学への応用はニュートンの「原論」(プリンキピア)にまとめられています。さらに20世紀には、社会科学から人文科学まで、あらゆる分野で数理的手法がより重要となりました。純粋数学は数や図形の持つ、深く広い世界を探求し続けていますが、同時に諸科学における数理的現象の解明(数理科学)と深く関わっているのです。400年近く未解決だったフェルマーの最終定理が近年証明されました。これは純粋数学の一つである整数論での画期的な成果です。その一方で同じ整数論の結果が、インターネットの安全性を高めるために利用されています。さらに最近では、整数論と数理物理学(特に素粒子論)との間に深い関わりがあることが予想され、その解明は今世紀最大の夢の一つと期待されています。こうして数学は、純粋数学のコアを持ちつつ、広い世界との柔軟な関わりを持って今も発展しています。国際開発研究科※プログラムは前期課程のみで実施。・経済開発政策・マネジメント・平和とガバナンス・包摂的な社会と国家・教育と人材開発・貧困と社会政策※平成30年4月に改組する予定です。なお、この計画は、文部科学省大学設置・学校法人審議会の審査結果により確定するものであり、今後、変更があり得ます。○プログラム国際開発協力専攻

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