佐賀大学 大学案内2019
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卒業研究紹介 私たちの研究テーマは「マルコフ連鎖」でした。これは1つの状態から別の状態に移る確率が現時点での状態のみに依存するシステムのことです。英語のテキストを使ったので和訳が大変だったり、定理の証明などがうまくいかなかったりしましたが、ゼミのメンバーの協力や先生の指導のおかげで、無事に研究を終えることができました。英語を使って数学に触れることができたことは非常によい経験になったと思います。マルコフ連鎖の一時性についてNAME佐賀県立神埼高等学校出身乙藤 健太理工学部数理科学科4年 Ti₄O₇は150K付近で金属から絶縁体へと変化します。私はこの物質の電子状態を調べるために、光電効果を利用した光電子分光実験を行いました。実験では、鳥栖にある世界最先端の設備を備えたセンターで、シンクロトロン光を使用しました。はじめは、実験の原理を理解することに苦労しましたが、3年生までに学んだ知識と実験結果を結び付けて、Ti₄O₇の性質が理解できたときはとても嬉しく思いました。角度分解光電子分光法を用いたTi₄O₇バンド構造の研究NAME佐賀県立佐賀北高等学校出身成冨 綾恵理工学部物理科学科4年 私は今回シミュレーション環境を作成しました。ミニ四駆AIとはAIチップをミニ四駆に搭載し、モーターを制御することが出来るミニ四駆です。実際にミニ四駆を走らせてデータを取得し、シミュレーションで同じ動作が出来るのかということを検証しました。始めはうまく動作しなかったり実機と同じようなデータが取れなかったりと大変なことがありましたが、別の学科とチームを組んだり、先生や友人の協力を得て環境構築が出来ました。Unityを用いたミニ四駆AIのシミュレーション環境構築NAME佐賀県立唐津西高等学校出身小野尾 優士理工学部知能情報システム学科4年 鉛筆の中に驚異的な物質が含まれていることを知っていますか。銀よりも電気が流れやすく、鋼よりも強い物質が。未だ誰一人としてそれを上手く取り出すことはできていません。研究では、化学の力を使ってその物質を取り出そうと挑み、誰にも正解の分からない中で何度も行き詰まり、乗り越えてきました。最終目標の1%にも達していませんが、人類の誰もが知らないことを1番に知ることができるなんて素晴らしいことだと思いませんか。マイクロ波照射によるグラファイトの親水化及び品質改善NAME国立久留米工業高等専門学校出身柴田 晴斗理工学部機能物質化学科4年 私は、卒業研究で潮流発電用タービンのコンピュータシミュレーションを行いました。潮流発電は再生可能エネルギー利用の一種で、海水の流れからエネルギーを生み出します。研究では、実際の装置を用いた実験とシミュレーション結果が一致しないことが多く、何が原因なのかを探ることに大変苦労しました。試行錯誤をしてうまく解析できるまで長い期間がかかりましたが、その分できたときの達成感はとても大きなものとなりました。潮流発電用の往復流型衝動タービンと集流装置の数値解析NAME佐賀県立佐賀西高等学校出身花田 裕二理工学部機械システム工学科4年 私の研究は、カメラから得られる画像情報に基づく、自走式ロボットアームの制御システムの開発です。新たなロボットを使用してのシステム開発を行ったので、開発環境を整える際などに苦労することも多かったのですが、プログラムを組んでロボットが思い通りに動いたときに大きな達成感を得ることができ、ものを作る魅力を感じることができました。ぜひ、多くの人にロボットの研究に関心を持っていただきたいです。自走式ロボットアームによる物体搬送のための画像処理に基づく制御システムの開発NAME福岡県立福岡高等学校出身曽原 直人理工学部電気電子工学科4年 佐賀県有田町の陶磁器関連の住まいを研究しました。当初はヒアリング対象者のあてが無かったのですが、町おこし活動への参加をきっかけに紹介いただけるようになり、知り合った方から「有田に来た時はぜひ寄って」と言っていただくなど多くの貴重な体験ができました。詳細に調査できた7軒を分析し、家族や陶磁器産業と関わって住まい方が大きく変化するなど、建築図面のみではわからない生活空間の特質を考えることができました。製磁町有田における建物の空間的特質 -昭和初期から現代の住まい方調査をもとに-NAME福岡県立筑紫中央高等学校出身北島 遙理工学部都市工学科4年078

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