佐賀大学 大学案内2019
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教育学部芸術地域デザイン学部経済学部医学部理工学部農学部芸術地域デザイン学部|芸術表現コース043様々な個性が魅力的!研究室紹介窯芸・プロダクトデザイン三木悦子講師生活の中で使われている器とは一体どのようなものでしょうか?毎日何気なく使っているカップはどうのようにしてその形や絵柄となり手元に届いたのでしょうか?そこには小さいけれども大切な意味を持って今ここにあります。そのモノやコトを丁寧に見ていきながら、次の時代のモノやコトを創り出していきます。有田には400年受け継がれてきたすばらしい焼き物づくりの技術や知識、歴史、文化があふれています。そんな有田で日々の焼き物について学びます。また、ここ有田セラミックには交換留学協定校である、ドイツのブルグ・ギビヒェンシュタイン芸術デザイン大学ハレやオランダのアイントホーフェン・デザインアカデミーから留学生が毎年来ています。日本人学生に加え多種多様な留学生が同じ学び舎で焼き物を制作するユニークなキャンパスです。研究室·ゼミ一覧視覚伝達デザイン荒木博申教授私たちは情報や知識の多くを視覚を通して得ています。それらは多様なメディアを介して素早く、大量に流され、社会や人々に大きな役割を果たしています。視覚伝達デザインでは、有益なコンテンツを選別・発見し、高い機能性と美意識をもって的確に伝えるための心と技と知識を実践の中から修得していきます。教員紹介美術・工芸荒木博申教授視覚伝達デザイン柳健司教授ミクストメディア德安和博教授彫刻小木曽誠准教授西洋画(平成30年後期~)日本画井川健准教授漆・木工芸鳥谷さやか講師染色工芸米村太一特任助教西洋画西村幸一郎特任助教彫刻有田セラミック田中右紀教授窯芸・造形赤津隆教授セラミック工学湯之原淳講師窯芸・造形甲斐広文講師窯芸・装飾成形三木悦子講師窯芸・プロダクトデザインセラミック工学赤津隆教授美術・工芸を支える、原料、成形プロセス、加飾、焼成などに関する技術の背後には、科学的な裏づけが隠れている。それらを明らかにしていくと同時に、セラミックスを中心として、美術・工芸分野で使用される様々な材料がもつ機能(可塑性、装飾性、耐久性など)を、結晶学、熱力学、物理化学など科学的観点から理解し、基礎的な知識を身につけることを通して、機能を突き詰めた先にあるものを探求する。染色工芸鳥谷さやか講師にじ染料は繊維の中に染み込み、滲んでいきます。その「滲み」を防ぐ防染技法を用いることで、布に「かたち」を創ることが可能となります。染色専攻では、染まらない部分を描くという間接的とも言える表現方法の中に、染色による平面表現の展開と可能性を追求していくことを目指します。漆・木工芸井川健准教授器や家具などの用途あるもから、立体造形まで、漆や木を用いた表現には色々なかたちがあります。制作の方法も、彫る、組む、挽くなどの木工技法から、塗り、蒔絵、乾漆などの漆工技法まで幅広くあり、一つ一つが面白く奥深いものです。それらを幅広く経験した後、素材との関わりの中で自身の表現を見つけていきます。日本画(平成30年後期~)日本画は、重力などの自然の力に強く影響を受けながら、自然の力に寄り添って描かれます。さらに日本でこれまで制作されてきた作品から歴史的に培われてきた視点を学び、対象を見つめる多様な視点を学び、認識をほぐしながら、現代の私たちの実感を多様な表現に昇華していきます。ミクストメディア柳健司教授今日の美術は、従来の「美術」という既存の枠を越えて、多種多様な思想や様式が展開されています。このような情況のなかで、ミクストメディアでは、素材や技法にとらわれない一人ひとりの個性を重視した、新たな表現の可能性を探求します。西洋画小木曽誠准教授、米村太一特任助教西洋画専攻では「油絵具」主として、アクリルや水彩絵の具など多岐にわたる表現手法で制作を行っています。皆切磋琢磨し日々制作しています。大学に入学前にしておいてほしいことがあります。是非「手」を動かして、デッサンでも水彩でも沢山描いておいてください。それが入学後皆さんの財産になることでしょう。窯芸・造形湯之原淳講師日本で初めて磁器の生産が始まった有田。その長い伝統に培われた知識と技術がある場所だからこそ更なる表現の可能性がここにあります。伝統に埋没するのではなく、その伝統から何ができるのか、長い歴史の中で擦り落ちてきた技法や表現の隙間にはたくさんの可能性が隠されています。そのような可能性を秘めた「やきもの」の世界で独自の表現を探っていきます。卒業研究紹介「時を刻むはだ」素材漆、発泡スチロール、麻布、あわび貝、炭粉、青貝箔等今回の作品は、「もし鎧兜に使われていた漆が、近未来の世界でロボットの塗装に使われたら」という発想から生まれました。ロボットの造形は発泡スチロールを削って作り、その上に漆を塗り重ねてあります。またロボットの顔や耳に当たる部分には螺鈿と呼ばれる技法を施しています。青く見える部分は浅黄という色漆を用いています。漆の光沢が造形の凹凸を効果的に見せ、ロボットを模した造形の存在感を違和感なく強調する作品になったのではないかと思います。彫刻德安和博教授、西村幸一郎特任助教彫刻は、形をただそっくりに作る芸術ではありません。人間の知性よりも感性、感情よりも情動に訴えかけ、心を豊かにする形の秘訣は、自動車や日用品の形などに当たり前のように生かされています。美術を志す人ならばその秘訣をぜひ知っていてほしいと思います。授業ではこの形の理論と手わざによる実現方法を学びます。窯芸・造形田中右紀教授素材と加工技術・プロセスと目的によって、日本の焼き物は著しく進化してきた。他のアジアの国々と同じように、文化や思想を表現する媒体ともなってきた。そしてそこには様々な質感も含めた「造形」が示されてきた。更に現代では、欧米の表現様式による焼き物の造形も多くみられる。このような中で焼き物の造形とその表現について基本から実践まで実験・経験と共に学ぶ。窯芸・装飾成形甲斐広文講師有田キャンパスはやきものの知恵と技術が豊かに伝わる有田の地にあります。手わざの中にはその所作にも意味があります。単に技術を学ぶだけではなく、なぜそうするのかを自ら考えながら本質をさぐる。伝統に学び、現代の感性を持って新たな伝統を作っていくことを目指しましょう。増田萌乃大分県立大分西高等学校出身

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