佐賀大学 大学案内2019
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佐賀大学の研究 地域学歴史文化研究センターは、佐賀地域の特性を歴史・文化の面から考える「佐賀学」について、考古学・日本史学・国文学・経済学といった人文・社会科学のほか、医学や工学など、自然科学の方法も取り入れた研究を進めています。 佐賀の地は吉野ヶ里遺跡や世界遺産となった三重津海軍所跡などからも明らかなように、古くから朝鮮半島・中国大陸・西洋の文化・技術を、日本でも先がけて導入していました。センターではそうした佐賀の国際性・先進性にも注目し、江戸時代の佐賀藩における医学・軍事技術の導入に関する資料の収集や研究などを行っています。また、そうした研究の成果を学生・市民のみなさんにわかりやすく伝えるため、展示や講演会、刊行物の出版などの事業を進めています。 また、センターの教員は、研究のほか全学教育機構や教育学部、芸術地域デザイン学部で授業を開講し、佐賀の歴史文化について、さらには地域の歴史文化を研究する方法について受講者に伝えています。個人蔵「エンフィールド銃」。幕末に佐賀藩が導入した最新式の銃。三重津海軍所跡の地中レーダー探査地域学歴史文化研究センター所蔵「解体新書」。江戸時代のお医者さんが実際に医学の勉強に使った現物です。佐賀学ブックレット第4巻。 地域学歴史文化研究センターは、文系キャンパスにある「菊楠シュライバー館」で活動しています。同館1階には、センター所蔵の古文書・医学書などを展示している展示室や、佐賀の歴史・日本史に関する書籍を閲覧できる閲覧室があります。佐賀の歴史文化や日本史に興味がある方は、気軽にご入館ください(平日10時~17時)。また佐賀に限らず、自分のふるさとの歴史・文化に興味のある方は、佐賀大学に入学されたら、センター教員の授業をぜひ受講してください。これまでのおもな調査・研究◎ 世界遺産登録に関連し、三重津海軍所跡・築地反射炉跡(現・佐賀市立日新小学校)の地中レーダー探査◎ 江戸時代初期に日本に伝来し、佐賀地方で広まった黄檗宗(禅宗の一派)の僧侶が書いた書籍の調査◎ 幕末佐賀藩における種痘に関する研究◎ 江戸時代から佐賀で製薬商を営んでいるウサイエン製薬の古文書・書籍調査これまでのおもな展示・シンポジウムや刊行物など◎ 佐賀県小城市の歴史に関する展示会(毎年秋開催)◎ 研究成果をわかりやすくまとめた『佐賀学ブックレット』(全10巻を予定、現在第6巻まで刊行)◎ 世界遺産に関するシンポジウム◎ 佐賀藩の新型鉄砲導入など、幕末日本の軍事改革に関するシンポジウム◎ 地元の新聞「佐賀新聞」の過去の記事から、大正時代の佐賀の出来事をまとめた『佐賀近代史年表』センターが拠点としている菊楠シュライバー館地域学歴史文化研究センター受験生へのメッセージ019

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