佐賀大学 大学案内2019
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ミッション陶磁器文化と産業、地域を開拓・牽引する人材の養成----------------------------------------------------------------------------------------------教育目標高い専門性を養うとともに、多様な分野と協働できる。グローバルかつ地域全体の視点から陶磁器産業を考えることができる。----------------------------------------------------------------------------------------------教育コンセプト4年3年2年1年卒業制作・発表   地域協働実践   国際交流専門技能、表現追求  教養教育・表現基礎(他分野との協働)・地域活動・人間国宝などの集中講義・窯元・商社との連携授業・技術革新による商品開発・他産業、他業種との連携・マーケティング実践地域が学び舎九州の北西部、佐賀県と長崎県をまたぐ肥前地域は古くからの焼き物生産地で、日本磁器発祥の地として400年の歴史ある有田焼をはじめ、伊万里焼・波佐見焼・唐津焼・三川内焼といった伝統的な焼き物文化の集積地域です。また、中世から近世の海外貿易により吸収した様々な異文化も相まって、連綿と受け継がれ培われて来た豊かな歴史や文化、風土が町のいたるところに感じられます。そして新たな技術と感覚を取り入れながら今尚国内外に芸術・文化を発信しています。佐賀大学はそんな肥前有田に2017年4月に有田キャンパスを開設し、佐賀大学が有する表現、科学、マーケティングを融合させた他に類のない「やきもの」の専門課程として、やきものでこれからの日本の文化を開拓する人材を養成します。未知をつかむ冒険心「やきもので何が出来ますか?」という学生の質問に「何でも出来るさ。」と答えています。このスタンスがスタートです。しかし実際にやきものを作るには、サイズ・材料・方法をとことん吟味しなくてはなりません。先生はもちろん他の学生や学外の専門家などを巻き込んで実現に向けての議論をします。もちろん社会的に、歴史的に現代に向けてそれを提案することの意義を明確にしておくことも忘れません。議論の後は実験です。ひとつの実験は、幾つもの可能性を見せてくれます。ひらめきとか決断力が必要になるのはこの辺です。着目の切れ味が大切になります。そして実験は本番につながります。実験をしているうちに、すでに作品の本質をつかんでいたということはよくあります。しかし、形に残すことは、それからが大変です。具体的な作業は、サイズの意味・素材のウェイト・材料の手ごわさ・方法の思いもよらない落とし穴などにぶつかります。焼き物を作る工程の、広い意味でのアイデア、土づくり・形の立上げ・乾燥・素焼き・下絵装飾・本焼き・上絵装飾・窯上げ・発表という全てを、自分の信念を基に構成していきます。これは日常の器や工業的やきもの、工芸作品や現代的オブジェなどでも同じことです。何をどのようにして、どこに向けて提案するか、さらに目的は何か、その必要性はどこにあるのか? 自分に問いかけることは山ほどあります。たくさんの模索をする中に、本当の「未知」に出会える幸運が隠れています。学部トピック芸術地域デザイン学部有田キャンパスこの経験を柔軟な成長期に体験してほしい。生涯を通じた何物にも変えがたい冒険心みたいなものを手にすることが出来ると思います。スタートは「やきもので何が出来ますか?」であったその質問は一生涯持ち続ける冒険心につながっています。008

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