京都市立芸術大学 大学案内2018
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教育目的授業概要美術学部 工芸科 染織専攻50生まれた時に,あたたかく包み込んでくれた布。その後も毎日,私たちは布を身に付けて暮らしています。このように,人と一番近い「布」を作り,それを彩る技法が「染織」です。この「染め」や「織り」の技法は,人類の歴史とほぼ同じだけの悠久の歴史を持ち,未来も人間と共にあります。そして生命を保持するためだけではなく,美を求める人の心に寄り添いながら,生活をしっかりと支えているのです。染織専攻では,太古の人類と同じように,羊毛や麻綿の繊維素材と出会うところから,染織技法へ進化する過程を体験しつつ,さまざまな染料を使って,布に独自の色彩と形体を定着させることを試みます。そうした制作工程をとおして,染織特有の自己表現を模索し,新たな視点を持ったクリエーターを育てることを目指しています。Dyeing and Weaving美術学部 工芸科布と糸,色と形を自在にあやつるクリエイターへ。染織専攻染織専攻では,様々な繊維素材を用いて染と織を基本とした高度な技法や知識を習得し,作品制作を行います。授業では,ろう染,型染,捺染,織物,編みや組み,フェルトなど多岐にわたる染織技法を学び,それらをより深く考察し,教員は学生の自由な発想に基づく表現へと導きます。また,見学やレクチャー,様々なプロジェクトを通して,染織の文化や歴史,現代社会との関わりに対する理解を深めます。学年カリキュラム1前期総合基礎実技(P.24)を履修後期工芸基礎(P.29)を履修2前期染織基礎A(P.29)を履修後期染織基礎B(P.29)を履修3前期より専門的な染織技法を身につけ,表現手法を学ぶ。作品制作を通して,制作に必要な技術力,構想力を身につける。それぞれの課題に応じて作品制作に取り組み,プレゼンテーションや合評,グループでの討論や教員による指導を受けながら,自ら創作の原点を探る。また,レクチャーや工房見学,学外との連携プロジェクトなど,染織に関する知識や理解を深める。後期4前期各自がテーマを設定し,計画を立て,作品制作を行う。制作意図を明確にし,独自の新鮮な表現や次世代のもの作りを追求し,創造力を高める。後期

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