京都市立芸術大学 大学案内2018
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教育目的授業概要美術学部 工芸科 漆工専攻48漆工はウルシノキから採取された樹液を精製し,塗料や接着剤として用いる,東アジアを中心として発展した,日本を代表する伝統工芸です。本学漆工専攻は,木工・髹きゅうしつ漆・乾漆(複合)・加飾の4つの分野を基本に置き,一貫制作により自由で創造的な漆工表現を学びます。各自が現代に適応した新たな造形表現の可能性を探求すると共に,工芸では必要不可欠な機能性や用の美を追求します。必要な技術と計画性を身に付けて,漆工表現の本質的意味を考えられる,次代を担う人材の育成を目指しています。卒業後は,漆工分野だけでなく,デザイン・建築・現代美術の分野で活躍する人や,教員として後進の指導にあたる卒業生も多くいます。Urushi Lacquering美術学部 工芸科漆工専攻漆の美を追求し,自由で創造的な漆工表現を学ぶ。※制作と実習は半期を区切りとします。※通常の実習のほか,学外見学・実技講習・研修旅行(2016年度石川県輪島市)を行っています。学年カリキュラム1前期総合基礎実技(P.24)を履修後期工芸基礎(P.29)を履修2前期漆工基礎A(P.29)を履修後期漆工基礎B(P.29)を履修3前期木工・髹漆・乾漆(複合)・加飾のうち,希望のゼミを選択し,各専門分野を中心とした実習と自主テーマによる制作を行う。後期4前期木工・髹漆・乾漆(複合)・加飾のうち,希望のゼミを選択し,各専門分野を中心とした実習と自主テーマによる制作及び卒業制作を行う。後期漆工基礎(二回生)は漆工の基本的な技法や表現を学ぶ課題制作を行い,三回生以上の学生は左記の4つの分野に分かれて,各自テーマを見つけての制作に取り組みます。その成果として一年に2回の作品展示(前期展・作品展)を行います。作品の初期段階では,担当教員だけではなく,専任教員全員の意見を聞ける場としてチュートリアルが行われます。また作品展示では合評を行い,作家としての意識の確立を目指します。それと共に各分野で必要な実習や外部講師を招いてのワークショップ,工房などの見学会や研修旅行も行っています。木工木材を用いた制作です。主に木彫・家具・食器などを作ります。髹きゅうしつ漆漆の塗りを主体とした制作です。呂色・塗り立て・変わり塗りなどの技法があります。乾漆(複合)麻布と漆で素地を作る乾漆技法の他に,様々な素材を使った複合的な制作をします。加飾漆の塗面に装飾を施します。蒔絵(まきえ)・螺鈿(らでん)・漆絵などの技法があります。漆工専攻の4つの分野

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