京都市立芸術大学 大学案内2018
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24美術学部の特徴本学の芸術教育の特色は,創造活動の土台となる基礎力の育成を重視する点にあります。なかでも総合基礎実技は,美術学部の教育において既に30年以上の実績をもつユニークな実技カリキュラムです。美術科,デザイン科,工芸科,総合芸術学科のすべての新入生は,入学後すぐに専攻別カリキュラムに分かれるのではなく,1年次前期の半年間にわたって総合基礎実技を履修します。学生は所属の科に関係なく4クラスに混成され,授業を担当する教員も実技・学科にかかわらず専門2016年度の総合基礎実技では,自己のあるいは他者の無意識に,また意図的にこだわりを持ってしまっている「なにか」を改めて見つめ直します。その「こだわること」を切り口にして作品を創ることの根源を多角的に考察しつつ制作を行うことで,創造行為の原点を考え,これからの制作研究に繋がる思考のきっかけとしたいと考えました。2016年度 総合基礎実技 課題テーマ 『ひとのこだわり 自分のこだわり』□ 特色ある授業「総合基礎実技」とは第1課題『私のこだわり採集』自分の惹かれるもの5点の細密描写。各自のこだわりから採取された5点が並べられることによって,それぞれの詩的な世界の表現を目指しました。第3課題『町家を見て学び,古都京都の伝統的街並に貢献する建物の模型をつくる』町家の形を将来に向けて有効的に再利用する。小さな単位が集まり,長い時を経て出来上がる街の大きな姿を想像し,繰り返し歩いて心地よく,飽きない「道」という芸術作品の形成について考えました。第2課題『大切にしたい私の道具』自分の中の「こだわり(特別な思い入れ)」と繋がる道具づくり。既成の道具の模倣ではなく,自分だけの用途を加える,あるいは設定して制作しました。素材,技法は自由。発想のヒントをつかみ,相応しい素材を考え,ものを創り出す力を身に付けることを目指しました。第4課題『他者との会話から:あなたの願いをかたちにします』学内外でインタビューを行い,取材を通して他者と対話し,そこから読み取れる「欲求/欲望/希望/願望/願い/夢」を「装置/道具=作品」として提示しました。他者から引き出した思いを元に,それそれのグループで考え,話し合い,カタチにしていく共同制作課題として実施しました。特徴専攻に別れる前に「総合基礎実技」を履修する。実技編美術学部Faculty of Art分野の枠をこえて参加し,学外研修,関連講義,ワークショップ,チュートリアル(個別指導),個人またはグループによる制作,発表,合評を組み合わせた多彩な内容で展開されます。科の枠を越えて課題に取り組む中で,様々な方向性を持った学生同士,学生と教員同士の間にコミュニケーションが生まれます。自己の視野を広げ,多様な学問領域の人と人との間に交友関係を築いていくことも,本学で芸術という大海に船出するための豊かな基礎になるのです。1

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