京都市立芸術大学 大学案内2018
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さんProfile161967年鳥取県生まれ。1993年京都市立芸術大学大学院音楽研究科(修士課程)音楽学専攻修了。2003年,韓国国立韓国芸術総合学校音楽院客員研究員。現在,島根大学教育学部教授(音楽教育)。同副学部長。博士(芸術文化学:大阪芸術大学)。国立教育政策研究所の各種研究調査協力者や,わらべ館(鳥取市)の童謡・唱歌研究情報誌『音夢』編集委員長などを務める。近著に『日韓音楽教育関係史研究』(勉誠出版)。藤井浩基|Koki FUJII当時の授業ノートは,今も手元に残しています。卒業生インタビューInterview生まれも育ちも山陰です。小・中は島根県,中・高は鳥取県で過ごし,合唱に没頭しました。特に島根県は音楽のさかんな土地柄で,学校の合唱や吹奏楽の水準は,全国屈指といってもよいと思います。そういう環境で育ち,指導される先生方の熱意や魅力に惹かれ,将来,学校の音楽教員になりたいという気持ちをもっていました。そこで地元の島根大学教育学部特別教科音楽教員養成課程に進学し,ピアノを専攻しました。進路を考える時,周囲から大学院への進学を勧められ,教職の道も捨てがたかったのですが,音楽学で京都芸大を受験しました。京都芸大は少人数制で,先生方も素晴らしいという評判を聞いていましたし,歴史や伝統に彩られた京都という街にも憧れがありました。京都芸大に通ったのは大学院の2年間でしたが,毎日が新鮮で刺激的でした。音楽史・音楽美学の滝本裕造先生の研究室に所属しました。滝本先生は若い頃,中学校の音楽教員をなさった経験があり,音楽教育への関心も強くおもちでした。教育学部出身の私に,学部生対象の音楽史の授業をしてみるよう促され,何度か担当したこともありました。大学院で教育実習があったようなものです(笑)。滝本先生は朝が早く,研究や論文の個別指導は,朝8時前には研究室を訪ね,授業前に時間を取っていただいていました。いつも朝早く下宿を出ていたことを思い出します。当時のノートは,今も手元に大切に残してあります。授業は専門以外も充実していました。特に印象に残っているものがあります。安東伸元先生の狂言の藤ふじい井 浩こうき基大学教員6さん 狂言の授業成果発表会(1991年,京都・河村能楽堂の楽屋で)

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