京都工芸繊維大学 大学案内2020
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本学域では、建築・デザイン分野を背景としつつ、①人-人、人-システムの相互コミュニケーションを可能とするデザイン理論と実践、②生活システムや人工物を成立させる工学的理解、③芸術や人・社会に関する洞察と歴史的視点、④新たな価値を社会実装化させる経営理論と実践、といった能力を涵養する、理論・方法論・実践で構成される統合的授業体系を通して学びます。上記の基礎を段階的に学ぶ学部のデザイン・建築学課程、そして専門性を高めつつ実践応用力を身につける大学院(博士前期課程・博士後期課程)の建築学専攻とデザイン学専攻より構成されています。そして、これら学部と大学院のカリキュラムは一貫して、社会課題に対するデザインによる解決、つまり、ソーシャルインタラクションデザインを学ぶPBL(プロジェクトベーストラーニング)が基礎となっているのが特徴です。2014年度設立のKyoto Design Labとの相互連携、さらには、2018年度組織改正によるデザイン経営工学課程・専攻とデザイン・建築学課程およびデザイン学専攻の統合一体化によって、教育・研究プログラムのより広い展開と内容の充実化が成されています。ストック型社会への転換が急速に進む世界の動向を踏まえ、工学を基礎としながらも、「デザイン」を主体とした教育を施します。現代社会が直面する諸問題の解決には、人の意識と感性、社会・経済の構造、そしてミクロ・マクロの生活環境変化に対する深い理解とそれら知見の統合が必要となります。例えば、都市問題では、新たな建築構造物の生成だけでなく、再生ストックの活用やリノベーションの発想が求められ、未来技術をも包含した交通システムやエネルギーシステムを活用した新たなサービスやビジネスの創造が期待されています。つまり、ものの造形を超えたより広い概念の「デザイン」とそれを実践できる人材が、今、そしてこれからの社会で強く必要とされています。デザイン科学域工芸科学部デザイン・建築学課程

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