京都工芸繊維大学 大学案内2020
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固体・液体・気体の次に表れる物質の第4の状態、プラズマ。ナノテクノロジーやエネルギー、環境、医療など幅広い分野に応用されている重要な技術です。私の研究室では、プラズマに関する基礎研究から応用研究までを手掛けています。そのテーマの一つが「2流体プラズマ」。近年になって、イオンと電子が独立して動くという2流体プラズマモデルが提案されているのですが、まだ理論的な予測にとどまっており実証はされていません。そこで私たちはこのモデルを検証するべく、独自の手法やオリジナルの実験装置を用いて世界初の実験を進めています。実証に成功すれば、プラズマ物理学における革新的な発見となります。半導体製造をはじめ、あらゆる産業の基盤となるナノプロセス技術も一変するでしょう。スケールの大きな研究ですが、スタート地点はいつでもサイエンティストとしての好奇心です。「理科心」を忘れず、疑問やアイデアを大切にし、ともにサイエンスを突き詰めましょう。すると自然に、社会への貢献・還元に結びついていきます。設計工学域 専攻紹介大学院 工芸科学研究科電子システム工学専攻では現代のキーテクノロジーであるエレクトロニクスや情報通信技術を修得するとともに、専門知識を活用し将来に向けた新しい技術開発を先導する能力、新しい技術を社会に適合させるための総合力を身につけた技術者、研究者を育成することを目的としています。電子システム工学専攻情報工学専攻では、情報、通信、ネットワーク、システム制御などの最新技術をハードとソフトの両面から理論と実践をバランスよく修得し、専門分野での研究・開発技術者として活躍できる能力を身につけることを目標とした教育・研究を行っています。情報工学専攻熱力学・流体力学・材料力学・機械力学のいわゆる4力学を基礎としており、主として力学的な視点から様々な物理現象の本質の解明を目指しています。さらに、その過程で得られた知見を実際の「ものづくり」にフィードバックすることにより、旧来の限界を超える製品開発や解析手法の開発のようなブレークスルーを実現できる「探究的アプローチによる新たな価値創造」を可能とする機械技術者・研究者の育成を目指しています。機械物理学専攻機械工学のみならず幅広い先端技術分野に精通し、それらの横断的利用により新たな価値創造に取り組める能力を有し、国際的に活躍できる機械技術者・研究者を養成するための教育・研究を行っています。機械設計学専攻科学的好奇心を原動力に、プラズマ分野の地平を開く。、く。プラズマ基礎工学研究室比村 治彦 教授研究室

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