京都工芸繊維大学 大学案内2020
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フェーズフィールド法を基軸としたコンピュータシミュレーションによる材料組織の予測に関する研究を行っています。金属の材料組織が生き物のようにダイナミックに形を変えて成長する姿は大変興味深く、機械工学の要となる金属材料の最適化を目指す研究は極めて重要です。また、スーパーコンピュータを用いた大規模なシミュレーションにも力を入れ、未解明現象の解明や新材料につながる技術開発を進めています。「気泡と相互作用するデンドライト成長のphase-fieldモデリング」をテーマに研究を進めています。これは金属などが凝固する際の結晶形状の一つであるデンドライトと気泡の相互作用をコンピュータでフェーズフィールド法を用いてシミュレーションするというもの。フェーズフィールド法は、界面をなめらかに表現し、複雑な形の変化を解析できる数値モデルです。凝固の際に金属内部に気泡が発生すると、金属材料の機械的特性が大きく低下するため、それを予測できるよう研究を進めています。研究室は少人数で指導教員との距離が近く、丁寧で深い指導を受けられるのが魅力。週に一度の報告会では、研究内容を研究室全体に向けて発表する機会があるので、人前で分かりやすく話す力が身につきました。また、他の学生とのディスカッションを通して、相手に伝える力も磨かれたと思います。今後は大学院に進学してさらに経験を積み、スキルを伸ばしていきたいです。発表とディスカッションを重ねて研究を深め、専門性だけでなく人に伝える力も磨かれた。金属の材料組織をシミュレーションし、メカニズムの解明や材料開発に貢献する。数値材料デザイン研究室 高木 知弘 教授私の研究機械工学課程 4年次生 一井 萌花 さん研究室

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