京都工芸繊維大学 大学案内2020
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医療と工学の境界領域を主な対象とした医療応用センサや、生体の脳神経を模倣するアナログメモリデバイス(ニューロモルフィックデバイス)の研究、開発に取り組んでいます。数種の電子材料が持つ優れた物性を動作原理として、その特性を有効に利用できる電子デバイス技術を日々検討。「材料を制する者はデバイスを制する」、「デバイスを制する者はシステムを制する」という言葉を信じ、世の中を変えた半導体デバイスの発明のような、画期的な発明を目指しています。工業高等専門学校で電気電子の勉強をしており、3年次からこの課程に編入学。電気の分野から何らかの形で医療に関わりたいとの思いがあり、バイオセンサを扱う研究室を志望しました。現在は、カンチレバーセンサという力学的センサを用いて、パーキンソン病の原因となるタンパク質を検出する研究を行っています。カンチレバーセンサは、たわみを電気信号に変換するセンサ。パーキンソン病の原因タンパク質がカンチレバー上に固定化されたバイオ認識分子と作用した際に発生する力を感知するという仕組みです。まだ開発中の段階で、より高感度な検出ができるよう研究を進めています。最終的には、病気の早期発見につなげられるデバイスにしたいと考えています。研究においては、課題を見つけて自分で解決法を考え、それを実現することが大切です。実験の回数を重ねる中で、そうした力が身についてきたことを少しずつ実感できています。バイオセンサの技術を用いて、パーキンソン病の早期発見を目指す。電子材料が持つ物性を活かし、医療に貢献する電子デバイスを開発する。電子デバイス工学研究室 野田 実 教授私の研究電子システム工学課程 4年次生 小林 亮子 さん研究室ん

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