京都工芸繊維大学 大学案内2020
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物質・材料科学域 専攻紹介大学院 工芸科学研究科有機半導体と呼ばれる材料を結晶にし、その結晶の示す性質を活用した高機能な光・電子デバイスの開発を行っています。この研究室のコアとなるのが、結晶を成長させる技術。例えば、材料を溶かした溶液に温度勾配をつけることで、きれいな形をした結晶を成長させることができます。より理想的な結晶を得るために、条件を変えながら開発・改良を進める毎日です。そして、その結晶の活用法として「有機レーザー」、「高効率太陽電池」に着目しています。有機レーザーの画期的な点として、分子構造を変えることで様々な色を出せることが挙げられます。また、太陽電池では材料の形態が性能に直結するため、結晶の適用が高効率化に大きく寄与すると期待されます。その他、有機半導体に共通する特長は軽く、柔軟であること。有機ELのテレビをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。有機デバイスの分野は、一部商品化されたものもありますが、まだまだ開発途上の段階だと認識しています。そのため、新しい技術を開発する余地や、新しいアイデアを盛り込む余地が大いにあると考えています。有機半導体の結晶化技術で新しい光・電子デバイスをこの世に生み出す。研究室高分子物理学研究室山雄 健史 教授実用レベルにおける世界水準の性能・機能を持つ革新的な材料創製を教育研究の中核課題に据え、有機、無機材料からハイブリッド材料にわたる広範な材料を更に高次に集積化することにより、光学材料、光電子材料、分離材料、高温材料などにおける革新を目指します。材料創製化学専攻高い機能を持った材料を開発するためには、目標を定めた系統的方法で有用な性質を探す必要があります。材料制御化学専攻は、材料開発の中でそのような役割を担う専攻です。物質を材料として使えるものにする、極めて重要な段階を担っていると言えます。材料制御化学専攻原子・分子から高度な機能と性能を有する材料に向かうボトムアップのアプローチに基づいて、分子レベルからの材料設計と精密合成、さらには、構造変換や分子組織化に関わる教育研究を総合的に展開します。物質合成化学専攻機能物質化学専攻では、生命活動に関わる多様な生体関連物質の構造と機能を計測・解析し、その知見を基にして物質の機能性を制御し、さらには機能物質の創成と応用および先導的分析計測法の開発を指向する教育研究を実践します。機能物質化学専攻

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