二松學舍大学 大学案内2017
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竹下 友崇さん中国文学科書道専攻4年次生浜松学芸高等学校 出身書道の実技、理論を学ぶのはもちろんのこと、書道を極めるには中国文学、国文学の古典の理解が欠かせません。そのため学修時間の半分は、文学的アプローチに費やされます。書道専攻文学部 中国文学科実技・理論・周辺分野の3方向から書の道を歩んでいくための基礎を養う。多くの名品に触れながら技術を高めていくと同時に漢字や書道の歴史、文学等の分野を学び、より深く書道と向き合います。1古典文学への理解が優れた創作の基盤となる。10名の書道教員たちは、それぞれ独自の専門分野を持っています。これから書の世界を深めていこうとする学生たちの、あらゆる興味関心に応えられる環境が整っています。210名の書道教員が学生たちの多様な興味関心に応える。34年間で身につけるのはあくまでも書道の「基礎」。書道はライフワークとして長い時間をかけて追究していくもの。果てしない書の世界を探っていくための基礎を、4年間でしっかりと築き上げることを目指しています。楷書の古典①大学に入学してから書道はただ文字を書くのではなく、何を伝えたいのかを考え表現するものだと知り、1つの作品に向き合う時間が長くなりました。同じ文字を書いていても、作品に対しての解釈の度合いや、伝えたい想いが変化すると、文字も毎回変わります。書道はこれで良いと思うと、そこで成長が止まってしまいます。だからこそ常に満足せずこだわり続け、見た瞬間に、込めた想いが伝わるような字を書けるようになりたいです。書道専攻の特長書道の基本、楷書の基礎を修得する。行書の基本から創作まで。書道の歴史から、表現のヒントを得る。行書の古典①行書の基本的な学修を代表的な古典によって臨書します。行書の基本的な書法を学ぶ中で、書の造形・用筆・構成を修得し、半紙だけでなく、条幅作品の倣書による創作の展開に発展する力を養います。日本書道史各時代の名筆、名跡および書人について広く学びます。先人が歴史の中で蓄積された技術と知識を整理し、そこへ様々な思いを入れ独自の新たな美を獲得してきたことを学び、書作に活かします。PICK UP授業入学してから変化した書道の姿勢。※これらの授業は2015年度に開講されたもので、授業内容等を変更する場合があります。書道専攻で学ぶことは大きく2つ。中国、日本の古典を正しく理解し解析した上でそれを再現するための技を手に入れることです。書は一文字ずつの細やかな表現や全体の流れ、バランス等、様々な書き手の想いが込められています。それらを読み解き理解できてはじめて、優れた臨書となり、書の本質に迫ることができます。その後でやっと自分の想いが表現できるようになっていきます。書の見方や、筆の運び方といった技術、それに加えて様々な 『美』を学ぶことで、総合的に書道を極める土台を作っていく。これが書道を大学で学ぶ意義です。時には建築や音楽等の書以外の芸術にも触れ、『美』を蓄積していくのも良いでしょう。そういった日々の積み重ねが書の道を極めることにつながっていきます。見る目、感じる心を持って真剣に書に向き合う日々を過ごしてください。書道は生涯続ける学問。文学部福島 一浩 教授【専門分野】日本書道史、書道実技(かな)、書写教育、古筆研究線の鍛錬から入り、構築へ。その後楷書の極則、唐代の古典「九成宮醴泉銘」を徹底臨書し、造形美を学びます。さらに六朝時代の『高貞碑』と魏の鍾 の『宣示表』等の臨書を通し筆力や雅味を加えます。先生の運筆を見ながら、感情の入れ方を学ぶ文学部書道専攻30

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