二松學舍大学 大学案内2017
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中国文学専攻文学部 中国文学科幅広い分野の多彩な講座で中国の文学や思想の知見を広める。「東洋の文化を学ぶことこそ、わが国本来の姿を知り得る」と説いたのは本学の創立者で漢学者の三島中洲。中国の文学・思想を学ぶには絶好の環境です。山本 将好さん中国文学科中国文学専攻4年次生武相高等学校 出身中国文学専攻は、文学史や概論等の多彩な授業が充実。「漢学塾」を原点とする二松學舍大学だけに、様々な時代や分野を専門とする教員陣が学びをサポートします。1幅広い分野の教員が在籍し学生の学びをサポート。李白、杜甫、白楽天に代表される唐詩、『三国志演義』『水滸伝』等の小説に加えて、『論語』や諸子百家、朱子学や陽明学の思想に至るまで、興味や目的に応じて学べます。2文学のみならず中国の思想も探究できる。3中国文学から得た学びを現代に活かす視点を養う。古典の原典を読むだけでなく、インターネットを活用した最先端の中国学にも取り組みます。古典の中から現代にも通じる普遍的な真理を見出す学びを体験できます。中国文学講読①ゼミナールでは『三国志演義』を原文で読んでいます。その時大切なのは、すでに多くある日本語訳ではなく、自分の力で改めて読解し解釈したことを信じることです。そうして読んだ内容をゼミナール内で発表するのですが、どうやったら相手に分かりやすく説明できるか、どんな質問がされるだろうかと何度も考えてレジュメを用意します。時間はかかりますが、上手く発表でき、さらに議論が盛り上がった時はその分達成感を得ることができます。中国文学専攻の特長中国古典文学の中の韻文、特に中国の詩の全盛時代である唐詩(近体詩)を中心に取り上げます。李白や杜甫等、中国古典文学を代表する詩人たちの詩を読み、理解することで韻文読解能力の基礎を固めます。漢文を正確に読める力を身につける。自分の「想い」を漢詩で表現する。中国・東アジアの根本を作った思想とは。中国学特殊研究④作詩法を学び、七言絶句を実作し、個別に添削します。二松學舍大学では創立以来今日に至るまで多くの先輩が詩を作り、詩集を刊行しています。詩語を多く覚え、漢学の伝統を受け継いでいきましょう。中国思想史中国思想の大きな流れと特質を時代ごとに概観します。主要な思想家・学派を取り上げ、その思想内容の独自性とそれを生み出した時代背景、後世に与えた影響等について講義します。PICK UP授業好きな作品と向き合い、深掘りする面白さ。※これらの授業は2015年度に開講されたもので、授業内容等を変更する場合があります。『三国志演義』は14世紀に書かれた歴史小説。現代中国語やいわゆる「漢文」とは違う文体で書かれた原文を読解するのは大変かもしれません。しかし、この経験は必ず自信につながるはずです。これからの時代は、中国語が話せるだけでは不十分です。中国の文学・歴史・文化・思想を理解することで、はじめて中国と上手につき合うことができるのです。例えば、『三国志演義』には「忠」や「義」といった儒教の思想が反映されています。過去には儒教を排斥したこともある中国ですが、最近では美徳として尊重されるものであると見直されています。これらの知識があるとないとでは、中国とのビジネスの成否も変わってきます。このように『三国志演義』をはじめとする古典には、時代が変わっても役に立つ普遍性が込められているのです。『三国志演義』を通して古くて新しい価値を学ぶ。文学部伊藤 晋太郎 准教授【専門分野】三国志、中国古典通俗文学三国志をとことん掘り下げる「中国文学③ゼミナール」文学部中国文学専攻27

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