二松學舍大学 大学案内2017
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郡 裕子さん中国文学科比較文学・文化専攻4年次生千葉県立成東高等学校 出身日本人が中国や韓国を訪れると感じる、異国の中の「日本の日常生活に通じる何か」。それぞれの国の特質を探ることで、他者を鏡として自己を知り、人間の本質を学びます。日本と海外諸国の文学・文化を比較し、多角的な視点から日本の魅力を探る。文学作品や文化の中に映し出された、各国の独自性と人間の普遍性。中国と韓国、欧米を鏡として、日本の文学と文化を新たな視点で再確認します。1異文化研究を通じて人間の本質に迫る。時代と国を越えて、日本、中国、韓国の言語と文学、文化を幅広く学修。さらに、アジア地域文学・文化だけでなく、比較の方法を生み出した欧米についても学んで知力を鍛えます。2様々な時代と地域の言語・文学・文化を学ぶ。32学科の学生が集う環境で多くの発見が生まれる。国文学科と中国文学科の2学科からなる唯一の専攻です。授業やゼミナールでは、バックボーンの異なる学生が意見を交換。お互いが刺激し合うことが、知の化学反応をもたらします。比較文学・文化演習②ゼミナールでは夏目漱石の作品を読み、様々な文学や文化への理解を深めています。本が好きで読書はたくさんしてきましたが、大学に入学してからはじめて、誰かと一緒に1つの作品を読み、意見を交換し合うという経験をしました。「この言い回しはどういう意味だろう」と読む人によって立ち止まるポイントは人それぞれ。作品について議論し合うことで、1冊から学びとれることが無限に広がると毎回の講義で実感することができます。比較文学・文化専攻の特長日本の文化について、欧米人による代表的な日本文化論を通して考察します。また日本の建築という側面についても考え、普段気づかない私たちの文化の特色を把握していきます。欧米目線から日本文化を見る。翻訳はどのようにして行われているのか。芸術が文学に与えた影響とは。比較文学・文化論①明治時代の文章に触れ、私たちが現在、読み書きをしている日本語が明治期の翻訳の中で大きく変貌を遂げたことを理解します。明治期以降の翻訳と原文を比較し、翻訳者が直面した取捨選択を検討します。比較文学・文化特殊研究②(芸術と文学)文学者は貪欲に様々なものの影響を吸収します。日本の文学者がどのように他の芸術を摂取したのかを、具体的な文書に即して確認し、文化の複雑な摂取と咀嚼のあり方についての理解を深めます。PICK UP授業答えは1つじゃない。それが文学の面白さです。※これらの授業は2015年度に開講されたもので、授業内容等を変更する場合があります。比較文学・文化専攻文学部 国文学科 中国文学科ゼミナールⅠでは夏目漱石の作品を読み、ディスカッションをします。漱石は漢詩や英米文学の影響を受けてきたため、作品を読むことでその中にちりばめられている様々な国の視点、文化や歴史を学ぶことができます。さらに自分の解釈を他者と議論することで「そんな考え方もあるのか」という発見や、時には違う立場の人でも同じ感覚を持つことに気がつくことでしょう。授業は基本的に学生主体。共同作業の中で他者の意見を受け入れ、コミュニケーションする力を身につけていきます。他者の意見に触れることで自分との違いや共通点を学び、文学の読み方を広げるだけでなく、どんな文化の違いの壁も乗り越えることができるようになってほしいと思っています。他者との違いを知り、自分の軸をつくる。文学部増田 裕美子 教授【専門分野】比較文学ディスカッションが活発な「日・欧米比較文学・文化ゼミナール」文学部比較文学・文化専攻26

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