二松學舍大学 大学案内2017
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日本文化専攻文学部 国文学科民俗学と歴史学の視点から日本文化を研究し、深く理解する。時代とともにしなやかに変化してきた日本文化。現地調査を交えたリサーチを行うとともに、文学の背景にある文化を探ります。西 翔太さん国文学科日本文化専攻4年次生二松學舍大学附属柏高等学校 出身日本の年中行事や民間信仰等の文化的意味を追究する民俗学的視点と、宗教文化や社会制度等の歴史的意味を検討する歴史的視点。その両方から、日本文化を探究します。1周辺分野の学問を参照し多角的に日本文化をとらえる。文学作品は、文化的背景を知ることで深く理解できます。民俗学的視点と歴史学的視点の考察から得た知見を活かして作品の世界観に触れ、豊かな気づきを得られる感性を育みます。2日本文化の知識を役立て文学作品をより深く読み解く。3フィールドワークを通して調査力と行動力を養う。各地へ足を運んで調査するフィールドワーク(民俗調査・史料調査)。人に会って話を聞き、事実を採集していく作業を重ねることによって、調査力と行動力が身につきます。日本文化特殊研究①(有職故実)小さい頃から本が好きで、その中でも特に興味があった神話について詳しく知りたいと民俗学を学ぶ道を選びました。大学に入学して感じたのは、高校生の時までとは違い、根拠を述べるためにこんなにも資料が求められるのかということ。よく学内のラーニング・コモンズを利用し、司書の方に相談をして文献集めのアドバイスをいただいています。たくさんの文献を集め扱う今の経験は、将来の目標である図書館司書の仕事でも必ず活きると思っています。日本文化専攻の特長有職故実という平安時代に設立した貴族社会における儀式や作法等の公式ルールについて学び、あわせて貴族生活の様子を理解し、平安時代に設立した文学作品を読解する基本的な知識を修得します。平安貴族の目線に立ってみる。民俗信仰から学ぶ、地域ごとの文化の多様性。モノノケの秘密に迫る。日本文化特殊研究②(日本の民俗信仰)民俗学の立場から、日本の地域社会に展開する民俗信仰の具体的な調査事例を紹介しながら、カミ(神)やホトケ(仏)が織り成す様々な世界には、どのような意味があるのかを追究していきます。日本文化特殊研究③平安時代から戦国時代における医療と宗教の結びつきについて講義します。特に平安時代を中心に、平安貴族がどのようにモノノケを恐れ、僧侶がいかに対処したのかを講じます。PICK UP授業文献に多く触れる経験を、将来の糧にしたい。※これらの授業は2015年度に開講されたもので、授業内容等を変更する場合があります。ゼミナールⅠでは、毎年1つのテーマを取り上げ、民俗学の基本を学びます。2015年度のテーマは「動物のフォークロア」。時代によって変化してきた日本人と動物の関係を論文や著書で調べるほか、合宿では民俗学研究に欠かせないフィールドワークを実施しました。調査した内容をそれぞれが発表、そして論文にまとめるところまで行い、4年次に卒業論文に取り組むための土台をつくっていきます。日本人が動物をどうとらえてきたかを研究すると、その時代、その土地に根づいていた文化や思想の影響が見えてきます。例えばキツネを祀る風習にも理由があるのです。民俗学を学ぶことで、文学作品を読む時も作者や登場人物を取り巻いていた文化的背景が理解できるため、より深い鑑賞ができるようになります。文学の根本にある時代・文化的背景を探求する。文学部谷口 貢 教授【専門分野】民俗学、宗教民俗史民俗学への理解を深める「日本文化②ゼミナール」文学部日本文化専攻25

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