上智大学 大学案内2017
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科目紹介■Morning English第二言語習得の中核理論「インプット仮説」に基づいて設計された、英語を習慣的に読み、聞くプログラムです。多量の英語に触れることで、脳に組み込まれた言語獲得装置(LAD=Language Acquisition Device)を活性化し、英語習得の効率化を促します。■CLIL-based Seminarヨーロッパ生まれの新メソッド「内容言語統合型学習」(Content and Language Integrated Learning)を用いて、英語で専門科目を学びます。これにより、専門力(Content)、語学力(Communication)、思考力(Cognition)、協働力(Community)という、グローバル社会が求める「4つのC」を習得します。■Translation Theory/Translation Workshop文書・映像翻訳の現場で活躍するプロの翻訳家や編集者が翻訳の実際について語る講座など、実践的な科目が揃っています。■English Studies/American Studies/ Language Studies Seminar1・2年次で、British Studies、American Studies、Language Studiesの中から希望のコースを1つに絞り、3年次ではそのコース内のゼミを受講します。各ゼミは10名程度。少人数制だからこそ可能なテクストの精読、分析の訓練を徹底して行い、卒業論文制作につなげます。■Research ProjectResearch Projectとして、卒業論文を制作します。教員とのチュートリアル(個別指導)を重ねながら、これまで獲得してきた英米の文学作品や文化現象に関する知識や思考を踏まえ、先行研究を参照しつつ、テクスト分析を行い、自分の読みを自分の言葉で論文にまとめあげます。新井 潤美 教授 『マイ・フェア・レディ』(1964年)というミュージカル映画をご存じですか?原作はイギリスの作家バーナード・ショー(1856-1950)が書いた『ピグマリオン』(1912年)という劇です。イライザ・ドゥーリトルという名前のロンドンの花売り娘が、ヘンリー・ヒギンズという音声学者に出会います。ヒギンズは友人と賭けをして、イライザの労働者階級の言葉づかいやアクセントを変えて、彼女を「レイディ」として通用させると豪語し、成功します。しかし当のイライザは話し方や外見が変わっても、中身が変わるわけではなく、これから自分はどうすればいいのか苦悩します。 ショーはこの作品で、気まぐれでイライザの階級を変えてしまったヒギンズの無責任さを描いたのですが、芝居の演出家はイライザとヒギンズが恋に落ちるという解釈をして、ショーを怒らせました。ショーの死後に出たミュージカル版でも、ハッピー・エンディングとなっています。このように文学作品は必ずしも著者の思惑どおりに解釈されないこともあり、そこに文学研究の面白さがあります。もちろん、まったく突拍子もない解釈は通用しませんが、さまざまな文学作品を読み、解釈の方法を学んでいくことによって、新しい読み方、新しい世界が広がっていきます。英文学科でそんな経験をしてみませんか。教員・研究分野 ※は嘱託講師教授 新井 潤美18世紀以降のイギリスの文学および文化の研究教授 飯野 友幸アメリカ現代詩やアメリカ大衆音楽を通したアメリカの歴史・文化の研究教授 池田 真英文法史、英語教材論、内容言語統合型学習などの研究教授 大塚 寿郎19世紀のアメリカ文学が民主主義の伝統形成に果たした役割の研究教授 永富 友海19世紀英国小説研究教授 舟川 一彦近代英国思想史、特に大学における人文学研究・教育の歴史などの研究教授 増井 志津代初期アメリカ文学・思想史、特にアメリカ植民地時代の文学、宗教思想研究教授 松本 朗ほがら20世紀の英国小説研究准教授 ジョン・ウィルソンルネサンス期英国文学とカトリック文学翻訳の問題の研究准教授 ドミニク・チータム翻訳、児童文学の研究准教授 西 能史シェイクスピア研究を基軸としたイコノロジー、政治史、思想史の研究助教 ハーン 小路 恭子 20世紀アメリカ文学研究助教 リチャード・ピナー応用言語学、英語教育の研究講師 クエンビー・ホフマン・アオキ ※英語教育、特にライティング指導の研究「Intensive Reading 4」 飯野 友幸 教授文学作品の解釈は面白い!鈴木 美冴(4年)アメリカに残って勉強している私へ。友人たちが帰国し、帰国生入試のための塾に通う中、一人アメリカに残って勉強している君。志望校を決めるにも両親と自分の思いがすれ違い、何度も涙を流しているよね。私は「受かってから考えよう」という先生の言葉を胸に勉強し、第一志望の上智大学に合格したよ。入学してから辛くて投げ出したいこともあったけど、自分で選んだ大学だからこそ頑張れている。だから自分の意志を大切にしてね。それが入学してからの支えになるよ。反対していた両親も「受かってよかったね」と喜びながら言ってくれた。両親もなんだかんだ頑張っている君を応援しているし、頑張りを認めてくれるよ。今、私は上智大学に入って本当によかったと思っている。素敵な先生方や友人、先輩方に囲まれて、英語、英語教育、英文学、さまざまなことを学んで、勉強が本当に楽しいと思えるようになった。それも、今勉強している君があるからだよ。だから決して諦めないで頑張ってね。神学部文学部総合人間科学部法学部経済学部外国語学部総合グローバル学部国際教養学部理工学部短期大学部大学院上智社会福祉専門学校56

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