上智大学 大学案内2017
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何を、どう学ぶか?学問世界の図に、上智で学ぶことができる学問分野を配置してみると、人文学、社会科学、自然科学、人間科学という大きな領域のいずれかに足場を置く分野と、複数にまたがる分野があること、お互いがつながり合い重なり合っていることがわかります。そしてそのすべてが四谷キャンパスというひとつの空間に集約されています。これが、上智の大きな特徴です。学部・学科を選ぶ前に、まず、興味のある学問の周辺には、どんな学問分野・領域があるのかを見てみましょう。※近代的な学問の多くは哲学を源として、さまざまに分岐してきました。高度に専門化、細分化していく学問は、発達していく過程で、かつては縁の薄かった他分野との関連が重要になることもあり、この関係図は、実際はもっと複雑です。しかし、ひとつひとつの学問が「真理」に近づくための道であるとすれば、異なる道を選び歩いているとしても、最終的には同じ場所を目指している。そう考えることもできるかもしれません。将来自分が就きたい職業から逆算して学部・学科を選ぶ、という人も多いでしょう。そのときに重要なことは、その学問分野の対象に興味が持てるか、また、方法論が自分に合っているか、という視点です。それらを知るには、それぞれの学問分野の概略を初心者向けに解説した本に目を通すことです。あるいは、あくまで自分の関心に沿って学部・学科を選びたい、という人もいます。その人は、たとえばAという国に関心がある、とします。しかし一歩進んで、その国の歴史、経済、政治体制、国際関係、民族、技術、自然環境、文化、人物、宗教、社会、言語、そのうちの最も関心があるのは何か、を考えてみる。もちろん複数の答えがあるかもしれませんが、その答えから、志望する学部・学科が明確になるかもしれません。ただし、学問の世界に限らず、何事も「やってみなければわからない」というのもまた真実です。ある学問について、もし下調べをして、その雰囲気を感じることはできても、その学問を「知ったこと」にはならない。学部の4年間で専攻する学問は、人生を最終的に決定するものではなく、人生の土台を形成するものです。そして、どの学問も知的な土台をつくるのにふさわしい体系を備えています。むしろ、大学で学ぶことの目標は、自分の人生のテーマを見つけることとし、それが見つかりそうな分野を含む学部・学科を選ぶという考え方もあります。学部・学科を選ぶジャーナリズム研究学び方23

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