上智大学 大学案内2017
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“人に頼らず自分で考えて行動に移す”どんな職業にも活きる大学で得た力です目の前に見えない部分にも想像力を働かせ、いつかは日本と世界をつなぐ仕事の最前線へ寺田 洋晃 経済学部経済学科(2005年度卒) 日本航空株式会社吉田 昌弘 法学部法律学科(2013年度卒)農林水産省パイロットとして国内線と近距離アジアのフライトを担当しています。世界と繋がりをもつ今の仕事に興味を覚えたのは、大学時代にイギリスの語学学校へ留学し、ヨーロッパ各国を一人で巡ったことがきっかけです。何をするのか自分で決め、それに必要な情報は自分で探す必要がありました。他人に頼らずにまずは自分で考えて行動に移す力は、即断即決を求められる今の仕事でも役立っています。実は仕事選びには迷いがありました。経済学の学びをダイレクトに活かせる外資系金融会社から内定も出ていたのですが、パイロットになったOBから責任の重い仕事だからこそ感じるやりがいの大きさや喜びを知り、挑戦する価値を見出し、この職業を選んだのです。パイロットは空の上では重大な決定を下す権限を持ちますが、飛行機を飛ばすことだけが仕事ではありません。地上ではお客様の意見を整理し業務に反映する取組みも行っています。フライトに関わるすべてのスタッフが気持ちよく仕事ができるように配慮することがお客様の幸せにもつながると意識しながら仕事に励む毎日です。大学生活は異なる価値観や生き方に触れるなど、学生でしかできないことを考えてやり尽くすことが自分への投資になり、後々の自分に返ってきます。ぜひ新しい世界へと羽を広げて飛び立ってください。農林水産省を選んだのは、海外在住だった兄の存在やゼミでの国際政治学などを通して、国際社会における経済的な結びつきの重要性を感じ、経済外交の最前線に立ちたいと思ったことと、TPPなどの報道から日本の交渉が最も難航し、大きな課題があると感じた第一次産業分野に興味を持ったからです。現在は森林行政を所管し、森林吸収源対策なども進めている林野庁で庁内各課の取りまとめ、意見調整を行う仕事をしています。仕事柄、法律は常に意識しないと話になりません。法改正や制度設計に携わる場合など、上智で学んだ法学が役立っています。上智は3年で早期卒業しましたが、短期留学も卒論も経験し、向上し合える友人を得ることができたとても濃い大学生活でした。今、仕事をする上で大切なのは“想像力”です。省庁はさまざまな組織が介在していて現場が遠くなることや長期的視点に立って50年、100年先を考えなくてはならないこともあります。それらを超えるためには、見えない部分をも網羅する想像力が必須です。日本と世界をつなぐ経済外交や交渉でも、他者や他国の思考を想像しなくてはなりません。みなさんも、今見える物事だけで人生の範囲を決めずに、大学生活で距離や時間を超える想像力を鍛えて、納得のいく人生を導き出してください。SUPPORT卒業生の声145

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