上智大学 大学案内2017
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世界の人々に貢献できる仕事をするためには、何をすればいいのでしょうか?上智の学生、またときには上智を訪れた高校生と話をすると、将来は国際協力の舞台で働きたい、という人が多いことに驚かされます。その一方で、どうすれば国際協力の仕事に就けるのかという道筋について、その見通しは十分とはいえないという印象を持っています。まず職場としてすぐ思い浮かぶのが国連を始めとする国際機関ですね。しかし同じ機関に属していても欧州のオフィスにいるスタッフもいれば、アフリカで駆け回るスタッフもいる。仕事の内容は実に多様です。さらに国際機関と連携して動いているさまざまなNGOのスタッフもいます。国際協力の構造を知ることは、自分自身の役割分担が多種多様であるという理解につながります。また国際協力の第一線で活躍する人達は、ほとんどが何らかの専門家であるということです。そして複数の言語を使えることも珍しくない。さらに肉体的に精神的にそして知的にもタフな人々なんですね。そういう意味で、まず高校生なら多くの分野の学びから基礎的な知識整理を行う、その上で大学の学部で専門分野の基盤を学ぶ、その後大学院で専門分野に磨きをかける、という段階を踏むことが必要になると思います。もちろん英語とせめてもうひとつ外国語を使えるようにすることも。それ以外にぜひ国際貢献という仕事の現実を知っておくべきでしょう。それがどれほど尊いのか、困難なのかを含めて。そのために、上智大学はさまざまな国際機関等と連携し、多様で高度な教育プログラムを立ち上げ、さらにインターンシッププログラムも実施してきました。2015年には「国際協力人材育成センター」を開設して、「地球社会のために働く人になりたい」という皆さんの志や夢を、より強力にサポートできるシステムを構築しました。なぜこれほどまでに力を入れるのか、といえば、その理由は上智の教育精神にあります。“Men and Women for Others, with Others” つまり、世界の困難な現実と立ち向かう勇気と知力を持つ人々を、育て送り出すことそのものが、上智大学の世界貢献だからです。国際協力人材育成センター長理工学部 機能創造理工学科 教授曄てるみち道 佳明A Diverse World For All ③11

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