上智大学 大学案内2017
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科目紹介メジャー   アジア研究メジャー   国際政治論マイナー   市民社会・国際協力論マイナー   中東・アフリカ研究■グローバル・スタディーズ入門グローバル・スタディーズは、グローバル化する現代世界を捉えるための新しい複合学問領域です。国際関係論が提示するグローバルな視点と地域研究がもたらすローカルな視点を総合することで、地球的諸課題への深い理解と実践知を獲得することを目指します。この入門講義では、グローバル・スタディーズの学問的な広がりと複合性、アプローチのしかたを、国際関係論、政治学、経済学、社会学、歴史学、人類学、地域研究、アジア研究、中東・アフリカ研究のそれぞれの立場から検討します。■グローバル・スタディーズ基礎演習基礎演習は、1年次秋学期に履修する必修科目です。10名程度の小人数クラスで、大学における知的活動のすべてにわたって演習形式で学びます。実際に五感と体を使って、読む、考える、資料検索する、材料を集める、議論する、文章を書くことで、自分の関心を確認し、テーマを見つけ、必要な知の技法(スキル、手法)を習得し、学生のみなさんが2年次以降自主的、自律的に研究できるようになる入口まで導きます。2年次の学習・研究、さらにその先の演習や卒論・専門論文研究のための基礎を体験によって身に付ける重要な科目です。■自主研究自主研究とは、グローバル社会の諸問題について、通常の講義や演習を離れ、自ら設定した課題と計画に基づいて学習を進める選択科目です。担当教員の指導を受けながらフィールドワーク、インターン、ボランティア、文献史料調査などを実施し、最後に成果物を提出します。2年次から4年次のどの段階でも、最大12単位まで履修できます。主体性、自由な発想、チャレンジ精神を重視する、総合グローバル学部ならではの科目です。■演習・卒業論文など演習および卒業論文(または専門論文)は必修であり、2年続けて同一の演習を履修し、卒業論文(36,000字程度)または専門論文(12,000字程度)を作成します。1年次の基礎演習(必修)にはじまり、2年次から履修できる自主研究(選択)を経て、グローバル・スタディーズを自分の関心に基づいて学び、論理的思考や文章力を高めていきます。その集大成が演習と卒業論文・専門論文です。相当の努力が必要ですが、確かな手応えと達成感とともにFGSでの学生生活に終止符を打ちましょう。何を目指すか、何を学ぶか。FGS履修モデル例自主研究「ラオスにおける教育」で現地調査をする学生NGOへの就職を目指すケースアジア研究科目を中心に履修し、東南アジアの歴史、文化、社会について学ぶ。カンボジアの貧困問題に関心を持ち、市民社会・国際協力論を履修して開発や貧困問題に関する理論やアプローチを学ぶ。卒業論文では「カンボジアの観光と貧困層」を執筆。現地の人々の視点から貧困問題に取り組むため国際NGOに就職。商社への就職を目指すケースエネルギー資源をめぐる国際政治に関心を持ち、国際政治論を中心に履修。台頭するグローバル・プレイヤーとしての中国と、資源保有国としての中東・アフリカ地域との関係を研究、卒業論文「中国の対アフリカ政策:エネルギー戦略を中心に」を執筆。その関心と知識を生かして、資源開発事業に関わる商社に就職。東南アジア史(近現代)1、2東南アジア近現代の歴史を概観し、各国の政治的・歴史的・経済的特徴を考察する。日本と東南アジアの関係にみられる諸問題を指摘し、今後の関係のあり方を考える。アジアの環境と開発東南アジアにおける環境と開発をめぐる諸問題、特に熱帯林の伐採や消失、生物多様性、農園開発の問題について、当該社会の歴史と生態系利用の中で理解する。特講(文化財保存と国際協力)国策として実施される文化財保存の国際協力が大型事業を次々と打ち出す一方で、草の根レベルの協力は実現可能か、東南アジアを事例に考える。中国政治外交1、2中国の政治外交を安全保障や対外経済関係、主要国との二国間・多国間関係、地域やグローバルな国際組織における外交、国際秩序との関係などの切り口から分析。グローバル・ガバナンス論1、2国際ガバナンスの基本的な仕組みと制度を概説し、新しい発展(貿易など国境横断的問題、環境など脱国家的問題、平和構築など国際社会が対処する国内問題)を議論。国際経済学1グローバル化した経済とそこから生じる諸問題の本質を把握する道具としての経済学の基本的な考え方(市場メカニズム)と国際経済の基礎理論(貿易理論)を講義。国際政治経済論1、2貧困問題の概説、第三世界の都市貧困の現状、貧困者自身の主体的運動とその可能性、貧困解消に取り組む住民・NGO・国家・国際機関の役割を貧困者の視点から論じる。国際協力論1、2草の根レベルの協力に焦点を当て、経済開発から人間開発への転換の意義を理解し、参加型開発、エンパワーメント等の概念をもとに、より良い開発について考える。アフリカ国際協力論サブ・サハラ地域における貧困、飢餓、紛争、難民、環境などの諸問題に対する国際協力の取り組みの実態、成果と課題、およびそれに伴う地域社会の変容を講義。アフリカ政治論近現代の国際関係の矛盾を反映して独立後のアフリカ諸国が抱えてきた国家運営、国民国家建設の課題について、アフリカ政治ならびに国際関係の両側面から検討。111

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