一橋大学 大学案内2018
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6アドミッション・ポリシー入学者受入方針 Faculty of Commerce and Management商学部Faculty of Economics経済学部 一橋大学は、建学以来、自由聞達な学風のもとで、社会科学の総合大学として研究・教育を推進し、国内のみならず国際的に活躍する多くの有為な人材を輩出してきました。経済学部は、このような本学の伝統の中核を担って、経済学的な視点と知識を有する人材の育成に携わっています。経済学は、さまざまな産業において生産されるモノやサービスが市場で交換、分配、そして消費される循環的なプロセスを広い視点から研究して、そこに現れる特徴や法則性等を見いだそうとする学問です。経済活動や経済現象の全体は複雑であり、意味のある分析をするためには、さまざまな科学的推論が必要となります。そのために、経済学は数学を必要とします。他方で、経済学は人間と社会を対象とする社会科学であり、解決すべき問題は時代の文脈に従って変化します。現在、日本、そして世界には、失業、環境、貧困、医療、少子高齢化、福祉等の重要な経済問題、社会問題があります。経済活動の国際化、あるいは技術革新の進展に伴い、新たな多くの問題も生まれています。このような問題を扱うためには、経済学の知識とともに、問題の背後を理解するため、歴史学的および地理学的視点も必要とされます。また、外国語によるコミュニケーション能力もますます重要になっています。以上のことから本学部では、以下の諸能力を備えた学生を受け入れたいと考えています。①英語による講義を受講できる双方向の外国語能力、②経済学を理解するための数学力、③双方向コミュニケーションのための日本語能力、④経済現象を幅広い視野と多角的見地から分析できる解析力、⑤幅広い一般的知識とそれを深化させうる理解力。本学部は、幅広い視点に立った教育を、経済学のさまざまな分野に関する授業をはじめとして、少人数のゼミナール教育を通じて多面的に実践しています。このような教育を受けた卒業生は、民間企業で活躍するほかに、かなりの学生が、官庁、民間の研究機関、世界銀行等の国際機関、そして大学院等に進みます。このことは、経済学が幅広い視点から経済活動を捉える学問である、という上述の学問的姿勢によるところが大きいものと考えられます。日本および世界には、経済学の観点から見てチャレンジングな課題が数多くあります。そのような課題に、一橋大学経済学部で我々と一緒に取り組んでみませんか。我々は、柔軟な発想とみずみずしい感性をもつ皆さんの入学を心から待ち望んでいます。 一橋大学商学部は、企業や市場に関連した現象に関心を持ち、それを深く観察することを通して解決すべき問題を設定し、社会科学的な思考・理論と現実の現象との往復運動を繰り返しながら問題に対する解を導き、それを創造的に実行に移すことのできる人材を社会に送り出すという使命を担っています。そのために、商学部に入学した学生は、経営学や会計学、マーケティング、金融論といった領域を中心として、「企業や市場に関連する応用社会科学」を、少人数のゼミナールにおけるきめ細かな指導と、基礎から応用に着実に展開する段階的なカリキュラムを通じて、学んでいきます。 入学後に学習を効果的に進めるためには、社会全般に対して高い関心を有していることが重要です。企業や市場に限らず、様々な社会的問題に対する関心を抱くことは、自ら課題を見つけ、主体的に学んで、解決策を導こうとする意欲の源泉になるからです。 また、企業や市場に関連する応用社会科学を理論的に深く理解し、現実の現象を実証的に分析するためには、高度な数理的・論理的能力が必要となります。さらに、国際社会で活躍するためには、外国語によるコミュニケーション能力だけでなく一般的な言語能力が不可欠です。高等学校までの学習において、これらの基礎を身につけておくことにより、商学部での学びはより充実したものとなるでしょう。このような方針に基づいて、商学部の入試は実施されています。 本学部では推薦入試も行っており、特定の分野に特に優れている者に対して門戸を開いています。推薦入試では、センター試験で一定の成績を求めるとともに、第2次試験で小論文と面接を実施して、多面的な評価を行っています。さらに、私費外国人留学生入試を実施して、世界各国の留学生を積極的に受け入れています。商学部に所属する学生の約1割は、中国、台湾、韓国等東アジア地域を中心とする海外からの留学生です。

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