一橋大学 大学案内2017
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32外国人留学生 一橋大学では、文部科学省国費留学生147人を含め、私費留学生、交流学生等、合わせて52の国や地域から734人の外国人留学生が学んでいます(2016年5月1日現在)。そのうち、8割以上はアジアからの留学生で18か国・地域に及びます。交流協定校を中心に、ヨーロッパからの留学生も25か国69人となっています。外国人留学生のうち、3分の2が大学院に所属しており、人文・社会科学分野において優れた研究者を世界に輩出しています。 授業では、異文化理解を目的とした科目が開講されているほか、キャンパス内外において留学生を支援するサークルが活動しています。国際学生宿舎や国際交流会館においても、活発な国際交流がみられます。また、卒業留学生は、金融、商社、メーカー等多様な有力企業に就職しており、高く評価されています。海外派遣留学生社会学部 3年  ベルギー外国人留学生私を成長させてくれた日本ボンバード エミール2014年9月~2015年6月ロンドン大学 ユニバーシティ・カレッジ(イギリス)経済学部 4年  吉田 佳織自分と世界に向き合う私は幼い頃から世界の時事問題に関心があり、漠然と海外に興味がありました。「グローバル」という言葉を最近よく耳にしますが、一体世界とはどういう場所なのかという好奇心と、慣れない場所で自分の力を試したいという気持ちからロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(UCL)への留学を決めました。一橋より半世紀先に生まれたUCLは大英博物館の裏手にあり、世界各地から学生が集まったキャンパスは常に活気に溢れていました。英語は話せて当然という環境で授業の課題・予習に追われる日々が続きました。馴染みのある開発経済や国際関係の分野だけでなく、哲学や都市開発といった初めての学問にも挑戦し、講義に付随する少人数のゼミで、文献や講義を起点に発展的な議論をして理解を深めました。課題エッセイは様々な考え方、論理の組み方をアウトプットする機会になりました。多くの友人にも恵まれ、他愛無い話から自分たちの価値観や夢、世界について夜遅くまで語り、自分を見つめ直す貴重な時間にもなりました。イギリス内外にも足を運んで歴史や文化を肌で感じ、世界に思いをはせた興奮は今でも忘れられません。私はこの留学を通じて、自分が見て考えてきたことがいかに小さく、世界が広いことを実感しました。でもだからこそ、身の回りに多くの可能性があると身をもって感じることができたのは大きな収穫だと思います。これからもこの留学制度を通して多くの学生に世界に飛び立ってほしいと思います。 私は2013年に、留学生として一橋大学に入学しました。それ以前にも、日本に留学する経験は一度ありましたが、このように大学において学問に取り組むことはありませんでした。 初めて日本に来た時は、全く日本語が話せませんでした。そのため、日本人とコミュニケーションを取ることが殆ど出来ず、人脈を広げることが出来ませんでした。このように人間関係を築くことが出来なかった私は留学を満喫するために、真面目に日本語を勉強しようと思うようになりました。それから、日本語を覚えるにつれて、日本人の心や日本文化を少し理解出来るようになり、日本を新しい眼差しで見るようになりました。 そのお陰で、段々日本が好きになって、帰国した時に早く日本に戻りたいと毎日思っていました。そしてこの願いは2012年に叶いました。社会学を学ぶために2013年に一橋大学に移り、新しい場所と新しい人に出会いました。サークル活動を通して、大学で友達を何人か作ることが出来て、やっと貴重な人間関係を築くことが出来ました。 このように、やはり私にとって最も重要だったのは、留学している国の言語を積極的に学ぼうとする考え方を持つことです。それは最初かなりのハードルになっていましたが、言語の壁を越えることによって、人間として成長することが出来ました。2015年10月撮影2015年10月撮影

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