一橋大学 大学案内2017
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1一橋大学 一橋大学は、市民社会の学である社会科学の総合大学として、リベラルな学風のもとに日本における政治経済社会の発展とその創造的推進者の育成に貢献してきた。人文科学を含む研究教育の水準はきわめて高く、創立以来、国内のみならず国際的に活躍する、多くの有為な人材を輩出している。 この歴史と実績を踏まえ、一橋大学は、日本及び世界の自由で平和な政治経済社会の構築に資する知的、文化的資産を創造し、その指導的担い手を育成することを使命とする。一橋大学は、この使命を達成するため、先端的、学際的な社会科学の研究教育を積極的に推進し、日本及び世界における拠点として、人間社会に共通する重要課題を解決することを目指し、研究教育の理念と基本方針とを次のように定める。1. 充実した研究基盤を確立し、新しい社会科学の探究と創造の精神のもとに、独創性に富む知的、文化的資産を  開発、蓄積し、広く公開する。2. 実務や政策、社会や文化との積極的な連携を通じて、日本及び世界に知的、実践的に貢献する。3. 豊かな教養と市民的公共性を備えた、構想力ある専門人、理性ある革新者、指導力ある政治経済人を育成する。1. 大学の社会的責任を自覚し、法と倫理を重んじ、自治と知的誠実の精神をもって研究教育を行う。2. 研究教育における構成員の自由と自律、個性と多様性を尊重する。3. 理論的研究と実務的研究、基礎的研究と先端的研究を等しく重視する。4. 研究成果を国内外に広く公開するとともに、客観的、かつ、公平な自己評価及び外部評価により、 その成果を厳しく検証する。5. 対話と双方向の教育を基軸とした、自由で緊張感ある教育環境を育成し、発展させる。6. 学生個々人の感性を磨き、理性を鍛え、創造性と論理性、構想力と判断力を養うことを教育の指針とする。7. 市民社会、産業界、官界との連携を適正、かつ、積極的に推進し、社会の課題に的確に応える。8. 研究教育の国際的連携を図り、情報・人的ネットワークを構築する。一橋大学の研究教育の基本方針一橋大学の研究教育の理念研究教育憲章PhilosophyEmblem“Captains of Industry”校章マーキュリーの由来 一橋大学の校章マーキュリーは、ローマ神話の商業、学術の神マーキュリーの杖に二匹の蛇が巻きつき、頂に翼が羽ばたいているところをかたどり、「Commercial College」の頭文字を添えたものです。 蛇は英知をあらわし、聡く世界の動きに敏感であることを、翼は世界に天翔け五大州に雄飛することを意味しています。 “Captains of Industry”はイギリスの思想家にして歴史家、トーマス・カーライル(Thomas Carlyle 1795~1881)が1843年に著した『Past and Present』(邦題『過去と現在』)に求められます。 “Captains of Industry”つまり、国際的に通用する産業界のリーダーたり得る人材の育成。これが教育機関として一橋大学が創設して以来、使命としてきたものです。 明治8(1875)年に森有礼が私設した商法講習所の時代から一橋大学は、単に西洋式の「商法」‐「商い方」を身に付け、即戦力になる人材を供給することだけではなく、“Captains of Industry”にふさわしい実業人の育成を目標としてきました。“Captains of Industry”は、一橋大学の建学理念として今に至るまで語り続けられています。

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